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集中治療室③
仰向けにされた時の刺激が強くて40分程痛みに悶えて今やっと痛みが治ってきた
体勢を変えるのが苦痛すぎる
少し動くだけで中でエネなんとかが動き前立腺を刺激してくる。
前立腺を刺激されたためか、管が入ったちんちんが少しだけ勃起している
腰が痛い……
でもこのままなるべく動かずにいよう。消灯までまだまだ時間があるな……そもそも眠れるかな?
早く時間が過ぎてほしい
きっと明日にはおしっこの管もお尻の器具も抜いてくれるはず。
ガラガラ
嫌だな……誰かな……
森田「どう?」
ましろ「……痛いです…」
森田「もう少し休んだら座る練習するからね」
ましろ「えっ……」
座る……
いくら体調が悪くても食事や薬は免除されない
食事や薬を飲むにはたしかに座らなくてはいけない。
そうなんだけど……
ましろ「グスン……」
・
・
・
1時間程経った頃、森田先生が集中治療室へやってきた。
予告通り座る練習をするそうだ
あいにく森田先生が追加した点滴が効いてきたのか熱が若干下がった感じがする
高熱でもあればそれを理由にグズれたのかもしれないが、グズる演技は僕にはできない
森田「ゆっくりでいいからここおいで」
ベッド脇に立膝になり、ポンポンとベッド端を叩く森田先生
心臓がバクバクする……
痛いかな……
ちょっと座ったらすぐに横にさせてくれるかな……
起き上がる勇気が出ない。
森田「おいで」
森田先生の口調が少し強くなり、掛け布団を半分捲られてしまった
仰向けだった身体をゆっくり横向きにして、手をつき上半身を起こした
ツーン
ましろ「うゔぅ……」
痛い
ましろ「まって……グスン…」
どうしよう……この体勢だと痛いのかな……痛い…どうしよう…
森田「そのまま足こっち降ろす」
ましろ「待って…痛い泣」
前立腺とちんちんがビリビリ痛い
森田「待たない」
身体をくるっと起き上がらせベッド端に座らせられた。
ましろ「痛い!!泣」
座ったことで前立腺への刺激がかなり強く伝わり、腰を浮かせた
ましろ「凄く痛いぃ…ハァハァ…泣」
森田「座る!」
ましろ「ハァハァハァ泣。いたいっ……いたいぃ…」
両腕にしがみつき、頭を森田先生の胸に押し付け部屋に響き渡るほど泣いているが、森田先生からのオッケーがなかなか出ない
ましろ「いたぃぃぃ…痛い…ハァハァ…グズっ」
森田「これで薬飲めるの?」
首を横に何度も振った。
僕なりの限界を伝えたつもりだけど、森田先生は甘くない
ぐしゃぐしゃに泣く僕に容赦なく指導が続いた
森田「自分で呼吸整える」
ましろ「ハァハァ……グスングスン…」
入院して今が1番辛いかもしれない……
そばに居て声をかけてくれる伊織先生も、助け船を出してくれる青木先生もいない
自分ひとりで耐えられるか試されているのかな……
呼吸の戻し方が分からない……むしろどんどん苦しくなる……
ましろ「ハァハァ…痛い…おわ…り……グスン」
森田「肩で息しない。ゆっくり吐く」
ハァハァ……ゲホゴホッ
咳き込み過ぎて吐きそうになったが、あまり食べていないのもあって唾液しか出なかった
森田「あと1分頑張る」
ましろ「はぁはぁ……痛い……グスン…」
もう完全に体重を森田先生に預けてしまっているがピクリとも動かず支え続けられている森田先生は細身の身体の割に実はなかなか筋力があるのかもしれない
ましろ「はぁはぁ……あゔ……っ…ぁ…泣」
森田「いいよ」
抱き抱えるようにベッドに寝かせて、腰を摩ってくれた
荒いが強く摩ってくれるのが今はちょうどいい
ましろ「はぁはぁ……痛い……泣」
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