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治療方針④

【佐々木サイド】 ましろ「………緊張する……」 佐々木「加藤先生は?」 ましろ「……何考えてるか分からない……」 佐々木「うん。(分かる) わたしのことはどう思ってる?」 ましろ「…………」 面と向かっては答えにくいか? ましろ「………人気な先生だから……あんまり来てもらえない……」 ……これは俺の怠慢だな。 平等に接しているつもりだったけどメンタルケアが不十分だったよな…… 佐々木「たしかに先生、ましろのところにあまり顔を出せてなかったよね。今度から行ってもいい? ましろ「……ぅ…ん……///」 佐々木「明日どうしようか?」 ましろが治療をやりたくないと言ったら明日は休みにしてもいい 明日の担当を変えたいなら調整も可能だ。森田先生も理解してくれる ましろの判断に任せよう ましろ「…………森田先生の治療も頑張るから……」 佐々木「うん」 ましろ「……青木先生に処置してほしい……」 青木先生? 厳しさでいうと森田先生とほぼ変わらないはずだけど…… 青木先生を希望ならこちらとしてもありがたい。 しかし、青木先生が空いているか心配なところではある   佐々木「青木先生にスケジュール確認してからでもいい?」 ましろ「はぃ……」 佐々木「青木先生だと安心する?」 ましろ「……はぃ……」 佐々木「そっか。なるべく調整するね」 ・ ・ ・ 【青木サイド】 青木「空けようと思えば調整つくけど」 佐々木「お願いしてもいいですか?」 青木「わかった」 わざわざ俺を希望してくるのは珍しい フリーに依頼される時は佐藤先生を指名してくる患者が多いし、俺が担当だと分かると渋い顔をすることばかりだからな ましろは痛い処置を俺がすると痛みが少ないと勘違いしているようだけど、痛い処置は痛いということは事前に話しておかなくてはいけないな 拡張処置して自信が付けば、怖がらずに治療に臨めるだろうから、治療サポートを主とするフリー業務の私たちにとってはやりがいのある仕事を振られた感じだな しかも本来治療主体チームが使う治療時間をもらえるわけだから時間的にも余裕がある さて、どう処置を展開していこうかな ・ ・ ・ 伊織「旭さん聞きました?」 竹内「何を?」 伊織「しろたんの拡張処置青木先生が主体でやるらしいですよ」 竹内「あー、凄い穴狭いらしいもんね」 伊織「いやいや、しろたんが青木先生をご指名したらしい」 竹内「え?わざわざ?!」 伊織「しろたんも相当なドMだな」 竹内「青木先生怖くはないけど、厳しいし処置もきっちりしてるからねー……ましろ大丈夫かな」 伊織「痩せちゃいそうですよね」 竹内「森田先生その辺はきっちり食事管理いれそう」 伊織「たしかに」

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