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バルーン処置

【森田サイド】 森田「どう?」 青木「正直手強いです」 来週から1st.ラインの治療を始めないとあまり前立腺の状態が良くない 微熱も続いているし排尿障害も進んでいる 治療器具さえ入れば今すぐにでも始めたいんだけどね 青木「前を十分に解してからじゃないと身体の準備が出来ない子だと思います」 森田「いきなり尻無理?」 青木「無理だと思います」 前処置の時間を確保した方がいいって事か。 森田「明後日さ、前処置終わったら俺呼んでくれる?進捗チェックする」 青木「分かりました」 ・ ・ ・ 【ましろサイド】 友輔「野菜も魚も苦手って何食べて大きくなったの?」 ましろ「ごはん」 友輔「あー米かー大事だね。ご飯持って来たら食べる?」 ましろ「食べない」 友輔「なんでだよ笑。食べる流れだっただろ」 結局友輔さんが食べやすいおかずをいくつか持って来てくれて、それを少し食べて終わりにしてもらった 友輔さんはここに昔入院してたから気持ち汲み取ってくれるんだよね お昼寝しようかな。 なんかだるさが出てきたからまた熱が上がる予感がする 森田「ましろ」 ましろ「!!!」 銀色のトレーを手に持った森田先生に後ろから声をかけられじわっと冷や汗が出た ……銀色のトレーの中身が気になる…… 処置かな…… 森田「眠い?」 ましろ「!」 僕そんなに眠そうな顔してたかな ましろ「ちょっと眠いです……」 胸ポケットからPHSを取り出しチラッと時計を確認している 急いでしたい処置なのかな…… 森田「昼寝するにはいい時間か。」 昼寝させてくれる感じ? 森田「お尻にバルーンっていう器具挿れるから、終わったら寝ていいよ」 ひぃぃ!!器具!! ましろ「………青木先生に…相談してきます…」 森田「青木先生知ってる。 はい、ゴロン」 ポンポンとベッドを叩かれて、ゆっくり横になり下着を下ろした ましろ「太いですか?」 森田「太くない」 森田先生の言葉通り、器具自体はすんなり入ってくれて一安心 プシュプシュ ましろ「んんっ」 エアー音と共に中に入っている器具が徐々に太く硬くなっていった そういうことかと気づいた時には空気がパンパンと入り狭い穴をこじ開ける恐ろしい器具になっていた ましろ「痛い泣」 森田「2時間くらいしたら抜きに来るから」 ましろ「2時間無理泣」 森田先生がしばらく腰を摩ってくれて挿れたばかりの激痛は収まったけど、腰が重い これで2時間。。。 お昼寝どころじゃないじゃん

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