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第10話

「ぅあ・・・待って、や・・・こわぃ・・・っ」 「ナオ、Strip(ぬげ)」 「や・・・っ!?」 また、初めて聞くコマンド。 手が震えるのに、下ろされたベッドの上で自ら制服のボタンを外してしまう。 タクシーで青木家(うち)に帰るなり、抱き上げられたまま双子(ナギナミ)の部屋に連れ込まれた。 今俺は、ナミのベッドの上で、双子に見下ろされながら服を脱いでる。 「ナオ、全部脱ぐんだよ」 「・・・なん・・・ゃだ・・・っ」 口では嫌だと言えるのに、俺の手はゆっくりと、でも確実に服を脱がせていく。 「ぅう・・・見る・・・なぁ・・・」 「全部脱いだね、いい子」 「ナオ、Roll(あおむけ)・・・Present(さらせ)」 「・・・っ!?」 うそ・・・嘘・・・晒せって、そんな・・・そんな事出来ない・・・っ。 首は横に振れるのに、ナギに言われたら従わなきゃって・・・身体が勝手に・・・。 ベッドに仰向けに寝転んで・・・脚を、開く・・・。 「や・・・ゃだぁ・・・っ」 「ここはやだって、言ってないよ?」 ナミが、ゆるく()ちあがった俺の先っぽに触れる。 身体がびくりと震えた。 「こっちも濡れてる。これ発情してんのか?」 「んぃ・・・っ!?」 「ううん、まだみたい」 くち・・・と、自分でも触った事がないようなとこに、指を入れられる。 なんで、そんなとこ・・・濡れてんの・・・? 「ナオ、頑張ったな。Goodboy(いいこ)」 「ん・・・ぅ・・・んふ・・・っ」 ナギが俺を褒めながら、キスしてくる。 やっとナギ、褒めてくれた・・・嬉しい・・・。 口ん中いっぱいに、ナギの舌が入ってきた。 ちょっと苦しい・・・って、こんなの本人が寝てる間にしてたのかよ!? 苦しいのに、褒められて嬉しくて、ふわふわが止まらない。 身体から力が抜けた瞬間、ナギの指に重なってナミの指もナカに侵入(はい)ってきた。 「んんぅっ・・・んぅ・・・んぁっ、やら、ゆび・・・っ」 「発情前だし、ちゃんと慣らさなきゃ」 「ナオ、痛いの嫌だろ?」 痛いのは嫌だ。 それ以前に、痛い事しなきゃいいだけの話じゃないの? 抱くって・・・本気・・・? 「ん・・・く・・・んぁっ・・・ひ・・・ぁあっ!」 ぬくぬくと、ナカを指で撫でられてる。 指を曲げられて、ぐにって押されると、変な声が勝手に出て・・・なんだこれ、触ってないのに、俺・・・。 「ナオ、上手。僕の指2本挿入(はい)ってるよ。偉いね」 「俺のも2本にするから、ナオ・・・Cum(イけ)」 「ゃ・・・んぁああっ!」 身体ががくがく痙攣する。 なにこれ、どうなってんの、俺、身体へん・・・。 「ちゃんとイけたな、Goodboy(いいこ)」 「んっ・・・ぁ・・・」 「ナカも(とろ)けてる・・・サブスペース入ったかな?」 さぶすぺーす? なんだっけ、それ・・・あたま、まわんない・・・。 「それじゃ、ナオの処女は僕が貰うね」 「ああ。ナオ、Crawl(よつんばい)。俺の方向いて」 容赦なくコマンドで指示され、抵抗する事も出来ず言われるがままに従う。 ナギが俺の両腕を掴み、ナギの首に縋り付くように誘導した。 ナミは俺の後ろで、俺の腰を掴んで・・・。 「ま・・・って、おねが・・・」 「ナマで()れてナカ出しするね。ナオが早く発情するように」 ・・・・・・え? おい、それ、さすがにだめなんじゃ・・・。 「たっぷり俺たちの染み込ませてやるからな」 ソウマさんが、双子もちゃんとわかってるって、ハルカさんからも言ってもらってるって・・・。 ハヤテさんも、双子は俺第一で、俺の言う事ちゃんと聞いて、無茶な事はされないって・・・。 「やだ・・・も、やめ・・・ひ───っ!?」 ぐち、と押し当てられる熱。 恐い・・・まじで、俺、このまま双子に・・・()られ・・・。 「ナオ、力抜いとけ」 ナギが俺にキスしながら言う。 そんなの無理だ! 簡単に言うな! 「ナオ、()れるよ・・・」 「や・・・ぁあ───っ!」 ぐぷぷ・・・と、ゆっくり、でも確実に胎内(ナカ)侵入(はい)ってくる熱。 どおしよ、俺、ナミにちんこ()れられてる・・・! もう、恐いとか、痛いとか、そんなんじゃない。 「・・・んぁ・・・あ・・・ふぁ・・・っ!」 「ナオ、気持ち良さそーじゃん」 「ん・・・ナカうねって、僕も気持ちい・・・っ」 なんで・・・なにこれ・・・どおなってんの・・・? これ、キモチイイ、の? からだが、いうこと、きかない・・・。 「ひ・・・ぁあんっ」 「声、かわいー」 「すげーしがみ付いてくる。ちょっと待て、俺も脱ぐ」 「あ、背中に爪痕付けてもらう気?僕も脱ご」 俺がいっぱいいっぱいになってんのに、双子は呑気に制服のシャツを脱いで上裸になった。 いや、脱ぐなら全部脱げ! 俺だけ全裸とか不公平だろ! 「んんぅー・・・っ」 「お待たせナオ、動くよ」 「ぃや・・・あぅっ・・・んぁ・・・っ」 ず、ずぷ、ずちゅ・・・挿抜の(たび)、恥ずかしい音が耳を(さいな)む。 俺は目の前のナギにしがみ付いて、初めての感覚に必死に耐えるしかない。 「ひ・・・ぁっ・・・らぇ・・・もぉ・・・っ!」 「ナオ、まだイくな。Stay(まて)だぞ」 「んく・・・ぅう・・・っ」 待て・・・って、そんな、むり、もおむり・・・はやく・・・はやくぅ・・・っ! 「ん・・・っ、ナオ、出すよ・・・っ!」 「いいぞナオ、Cum(イけ)」 「やぁあ───っ!」 ナギのコマンドで解放され、ナミにナカ出しされながらイってしまった・・・。 チョーカーとカラーの下の頸が熱を持ち、脳が痺れる。 なにこれぇ・・・お腹あつ・・・きもち・・・ぃ・・・。 「これ、まだ発情してねぇの?」 「うーん・・・まだだね。かなり深いサブスペース入ってるみたい。ナギ、虐めるなら今じゃない?強いコマンドでも喜ぶよ、きっと」 「だな」 ・・・あえ、なんか、こわいこと、いわれてない? なのに、ちゃんと考えられない・・・ふわふわする・・・。 「ナオ、ほら、身体起こせ。ナミ背もたれにしろ」 「んぅ・・・?」 「はい、こっちおいで。脚は開いて?」 言われた通り、ナミを背もたれにして・・・ちょ、脚を掴むな! 「ま・・・てぇ・・・まだ、なか、へん・・・っ」 「待てない。ナオ、Attract(さそって)」 またそんなコマンド・・・っ。 「ん・・・ちょぉだい・・・ぃ、れてぇ・・・なぎぃ・・・っ」 いや、違う! まだだめ! 今()れないで・・・! 「んぁああっ!」 「・・・く、()れただけでイったな。締め付けやば・・・っ」 「これ、ナギがイくまでナオもつかな?」 「んゔ・・・む、りぃ・・・っ」 「無理かぁ・・・なら、俺がよしって言うまでイくな。Stay(まて)」 「ぁあうっ!」 そこから、俺はイかせてもらえないままがんがん突かれて、わけわかんなくなって・・・。 「ナオ・・・ナオ・・・っ」 「んぁ・・・ひぅ・・・っ・・・な、みぃ・・・っ」 「ほら、奥突いてやるから・・・Cum(イけ)・・・!」 「い"やっ、なぎぃ・・・ぁああ"っ!」 お前ら何回ヤる気だよ!? 俺を殺す気かあっ!!

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