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30.もう一度(藍沢side)※

※【R18】この話には性描写が含まれます。 ―― 「!あ、藍沢っ」 咄嗟に身を捩る星七の体を俺は後ろから抱いて掴み、服の下から右手を入れる。 「ま…!や、やめ」 すぐに胸の突起を見つけ触ると、びくっと星七の体が反応した。ドアノブから手を離し、体を掴む俺の手を離そうとする星七。 「こ…の、酔っ払いだろお前…。絶対に許さな……ひっ」 強く乳首を捻ると、声を上げ、星七は耳を赤くさせる。俺は星七の下半身に手を伸ばし、ズボンのチャックを素早く下ろす。 「ま、まじでいい加減にしろって!ほんとに怒るぞ…!」 「大丈夫だ、落ち着け。最後まではしないから」 パンツの中に手を滑り込ませると、騒いでいた星七の動きがピタリと止まる。 後ろから片手で大人しくなった星七のモノを弄り、もう片方の手で胸の突起を弄る。 「はぁ…はぁ…」 触られるのを諦めたかのように、一定のリズムで小さく声を洩らす星七。 俺は後ろから星七の横顔を覗き込む。 瞳から涙を流して、羞恥心から顔を真っ赤にさせる星七の姿があった。 「可愛い…星七…」 絶えず瞳からボロボロと涙を下に零す彼を見つめる。 「久しぶりで緊張してるか?」 俺の声は、今の星七には聞こえていないだろう。 「ずっと…また触れたかった。例えお前が俺を好きじゃなくても、あの頃みたいに…こうしたくて堪らなかった」 「…っ…」 「1番じゃなくていい。お前の1番は、アキだってずっと前から知ってるから…。それでいいから」 だから、俺は続けた。 「他の新しい男作るくらいなら、…もう一度、俺と付き合って」 俺は星七の硬くそそり立ったアソコをぎゅうっと強く掴む。 「ッ!ぅ」 身体を震わせる星七を見ながら、今だけは、彼は俺の手中にあると思える。 「イキたい?星七」 裏筋を撫でながら俺は尋ねる。 ふと下を覗くと、アソコが大きくなったままひくついているのが分かる。 既に理性の欠片もなかった俺は、我慢できず、星七を脱がせる。 ベッドへ運んで座らせ、股を左右に開かせた。 「あ…っ藍沢」 足の間に屈む俺を、濡れた瞳を大きくした星七が、体を震わせながら見下ろす。 俺は数年ぶりに星七のアソコを咥え、星七の甘い声を聞きながら、自分のモノが痛いくらい膨張するのを感じた。 「あい、ざわ…っ、もう、無理…だって…っ」 俺の頭を片手で堪らず掴む彼の動きを感じながら、一心不乱に舌を動かす。そのうち、口内に星七の精液が放たれる。 出した液を隅無く飲み終わると、星七はぱたりと力尽きたように俺のベッドに横になった。 そこまでしてようやく、ふっと我に返る。 ……やってしまった。 「…ごめん、星七」 疲れ果てたように眠りにつく彼の涙の跡を見ながら、俺は自らの顔を片手で覆った。

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