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第87話 R18
「はぁっ……ぁあっ」
下半身にキスの雨を降らされて、体が激しく揺れる。びくびくと震える腰に手を添えて足を開かれた。いつのまにかローションで濡らした指を秀治の窄まりに押し付けてくる。圧迫感に身が裂かれそうだった。けれど、受け入れたくて大きく息を吸う。この人に抱かれたい。その一心で指を飲み込んでいく。
◇◇◇
《side 唯斗》
「すごいよ、もう三本も飲み込んでる」
恍惚とした表情で唯斗が顔を上げた。じんわりと涙の溢れる秀治の頬にキスをする。よく頑張ったねと労るように。荒く息をあげる秀治を見て、あまり負担はさせたくないと唯斗は思う。びんびんに硬くなって、早く触れて欲しいと言わんばかりに蜜を垂らしているそこに指をかけた。竿の部分を上下に扱いてやればすぐに先走りが溢れて秀治の腹を濡らす。
「あっ……んん……」
くぐもった声を秀治が出す。ほんとうに可愛らしい。初物は大事に扱わなければと唯斗は思っていた。痛みをなるべく感じさせないように、快感だけに溺れてもらえるように。そのためならどんな愛撫も躊躇わない。
「ここ、好きなんだ。裏筋」
こくこくと素直に秀治が頷くのを見て、自身のものがさらに硬くなるのを感じた。
「普段もここ触ってるんだ」
目を閉じて快感に揺さぶられている秀治を見下ろしながらそんな言葉を囁く。唯斗はSな部分があると自分でも思っている。可愛い子はとことんいじめたい。俺だけしか見えないようにしたい。
「じゃあここは?」
透明な蜜を溢れさせる先端に触れてやると、秀治が高い声で鳴いた。ぐりぐりと親指の腹で擦ってやる。秀治の体が暴れ出すのをゆっくりと眺めていた。
「イってもいいよ、シュウくん」
耳元で言うと、秀治は体をしならせて精を吐き出した。唯斗の手のひらと腹を濡らすほどの勢いにふっと笑みが溢れる。ぬるりとしたそれを秀治の後孔に塗りたくり、自身のものにも塗り付けた。その行為に自分で興奮する。今にも弾けてしまいそうだ。
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