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第124話 R18

「今日はシュウくんにしてもらいたいな」  だめ? とこちらを上目遣いで見られると秀治は断ることができない。ベッドに脚を広げて座る唯斗のズボンのジッパーに手をかける。すでにベルトは抜き取られていた。大好きな人の一番濃厚な匂いにあてられて秀治の頭はくらくらとし始める。ベッドにうつ伏せになって唯斗のものに鼻を擦り付ける。履いているトランクスの上からすりすりと擦り寄っていると、頭上からふっと柔らかい吐息が聞こえてくる。それが嬉しくて、下着の上から甘噛みしていると頭をゆるく撫でられた。 「気持ちいい?」  おそるおそる声をかける。目尻を落として唯斗が笑った。 「気持ちいいに決まってる」  それが自信になって秀治はトランクスをそっと脱がした。ぼろんと唯斗のものが上向きに露わになる。両手で上下に手を動かしながら唯斗の顔を見つめた。熱にうなされた瞳と目が合う。  口を大きく開いて唯斗のものを口内へ誘う。口をすぼめて頭を動かすと、ぴくりと唯斗の腰が震えたのを感じて胸が締め付けられる。ちろちろと舌の上で裏筋を転がすと、んっと甘い声が降ってきた。 「……上手、だね」  褒められて体が浮かび上がりそうになるから、口内をきゅっと締め付ける。真空状態になるように鼻から息を吐き出すと激しく頭を動かし始める。じゅぷじゅぷと激しい音が耳を犯していく。秀治のものも硬くなり始めていた。唯斗の濃い雄の匂いを吸い込みながら、喘いでしまいそうになる。舐められているのは唯斗のはずなのに、だんだんと気持ち良くなってきて口が開いてしまう。 「んぁっ……」  ずるりと竿が引き抜かれて唯斗が息を荒げている。先端のくびれに吸い付くと、とんと肩を押された。

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