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第127話 R18
「もっ……だめ……っイっちゃう」
「いいよ。イって」
ごんっと一番深いところに熱が届けられた。きゅうっとお腹の奥が締め付けられて、秀治は吐精した。しばらく放心したように唯斗の肩にもたれかかっていると、ごめんねと耳元で謝られる。ぽへっとしながら仰ぎ見ると、耳まで紅く染めた唯斗と視線が交わった。
「あっ……ぅあっ……」
下から勢いよく体が跳ね上がるほど突かれて息を吸う余裕もない。ずぷずぷと卑猥な音を立てて唯斗のものが挿入を繰り返している。腰を力強く抱かれて逃れることもできない。
「シュウくん。好き、だよ」
振り絞るような声で唯斗が囁く。その声は何度も秀治の頭の中で響いた。
「はっ……」
熱い鉛のような体液が秀治の内側をしとどに濡らす。ぐりぐりと奥に押し込むような動きにびくりと腰が震えた。出されている、中に。それもたくさん。
荒く息切れしながら挿れられたままキスの雨を落とされる。耳筋に、喉仏に、鼻先に、そして唇に。
「い、息できな……」
ギブアップの声をあげてようやく唯斗が秀治の体から離れていく。そう思ったところだった。
くるりと体を反転させられ、そのまま腰を打ちつけられる。予想もしなかった動きに秀治は打ち震えた。イったばかりの秀治のものがシーツに擦り付けられ、甘い刺激を与えられる。後ろを振り返ると、熱にうなされた唯斗の瞳と目が合った。
「シュウくん。ごめん。可愛い子には意地悪したくなるから」
抑えられなくてごめん、と唯斗が謝る。秀治は背中を押さえつけられながらその快感に揺られた。
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