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第147話 R18

「脱いだらすごいんですってか。おまえ」  無遠慮に骨張った指が胸を弄ってくる。やわやわと揉み込まれ、手のひらで先端を擦られる。下半身がきゅっと閉まった。唯斗は相変わらず舐め続けていてくれている。熱を孕んだそこを何度も丁寧に舐めてくれる。しかし、拓馬に触れられたそこは恐怖で感じることはない。捕食者に睨まれた小動物のようにふるふると震えていると、ばーかと小馬鹿にするような声が降ってきた。 「手伝ってやってんだろ」 「ふぁあ……っ」  肉厚な舌の上で乳頭を転がされ、体は素直に感じ始める。口の中に指を二本突っ込まれて、ぬるぬると舌に擦り付けられ息が荒くなる。上と下の両方を同時に攻め立てられ、今まで得たこともない快感が秀治を襲う。気持ちいい。今にもぐずぐずに溶けてしまいそうだ。  きゅっと、おもむろに唯斗が秀治の手を掴む。安心してと言われているようで体の力が徐々に抜けていく。それと同時に脚の間の熱がびりびりと背中を駆け抜けていく。秀治はつま先をピンと突き上げて唯斗の口内に白濁を吐き出した。出し終わった後も吸いつかれ、息をする暇もない。 「早いな」  頭上からそんな声が降ってきた。ついでにと言わんばかりに拓馬はピンと胸の飾りを弾かれる。些細な刺激だというのに秀治は背中を浮かせた。視界の隅にクインと義則の姿が見える。二人は秀治たちの熱に浮かされたのか、激しく絡み合っている。眼鏡越しの義則の瞳がこちらを見ている。頬を染めて満足そうにクインを揺さぶっているのを、秀治はぼんやりとした目で見ていた。

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