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第151話 R18
「いいよ。もっと好きになるから」
その一言で溜まっていたものが秀治の先端から勢いよく放たれた。ジョバっと蛇口を捻ったように勢いよく流れると、唯斗の腹や秀治の胸を濡らしていく。匂いはしない無色透明の液体が、ジョロジョロと溢れて、シーツに大きなシミを作っていく。それは何度か途切れるように飛び散ると、ショロリと最後は小さく放出された。
「はぁっ……はっ……はぁっ」
肩で大きく息を吸っていると、腹の上に溜まった体液をぴちゃぴちゃと指で遊ばれる。
「シュウ可愛いー」
クインがそばでそんなことを言ってくるが、もう体力の尽きた秀治には言い返す気力もない。唯斗はそんな秀治を満足げに見下ろしていた。
「出すときに締め付けられて俺も出るかと思った」
秀治の中で震えるそれの感触にまたじわじわと犯されていると、疲れ切った秀治の体を労るように唯斗が頭を撫でてくれる。うっとりとその手に擦り寄っていると、最後にそっとキスをされた。
「ゆっくり動いてもいい?」
我慢できないんだ、と囁かれこくこくと頷く。秀治の腹は自身の吐き出した白蜜と潮でびしょびしょだった。
ゆっくり腰を揺さぶられて、気持ちのいいところを擦られる。秀治は激しい動きも好きだが、ゆっくりと擦られるのも好きだった。唯斗のものを深く味わうことができて嬉しかったから。
「んっ。…! うっ、あっ……」
だんだんとその動きが速さを増していく。ぐぷぐぷと後孔が口を開く。唯斗はぐっと一番奥深くに肉の楔を打ち込んだ。今までとは違うもっと奥深くの場所に唯斗の熱が届けられて、秀治は痙攣したように体をがくがくと震わせた。その体を強く抱きしめられる。俺は今幸せの絶頂にいるんだ。生きてて、よかった。ほんとうに、あのとき死ななくてよかった。
「シュウくん。あれ……」
精を吐き終えた唯斗が顔を覗くと、くったりと目を閉じる秀治の姿があった。
「ごめん。激しくしすぎた」
そんな謝罪の言葉も秀治の耳にはもう届かない。だからせめて、夢の中でまた会えるようにと唯斗は秀治の体を丁寧に拭いて腕の中に抱きしめる。この温もりを離したくはない。俺だけのものだと、きつくその腕に力を込めて眠りについた。
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