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第195話 R18

「ぁっ……なんで……」  気持ちよさそうにしていた秀治が途端に顔を顰める。降谷が手を離したからだった。涙を溜める秀治を見て、そんなに気持ちいいのかと笑いが込み上げそうになるのを必死で抑えた。 「ここからは自分でやれ。俺は見てるだけでいい」 「そんなっ……それじゃあ気持ちよくなれない」  むすっと顔を赤らめて言う秀治に軽くキスをしてやれば、またとろけて従順になることを知っているから、秀治の手を導いてやる。あとは自分で動かし始めるのを待つだけだ。 「俺に触って欲しいなら名前を呼べ。そしたら考えてやる」 「……わかった」  ボクサーパンツの中にそろそろと手を入れて秀治が扱き出すのを見る。羞恥で顔を赤くして、ぎこちない動きなのがまたいい。秀治の背中を支えながら落ちてしまわないようにその様子を眺めていると、目を伏せた秀治が小さな声で何かを呟いているのが聞こえてきた。 「……っれ、んさん……。れん……れん……さん」  何度もおまじないを唱えるかのように呟く秀治の従順さに笑ってしまいそうになる。なんなんだこの生き物は。降谷の予測を遥かに超えてくる秀治に降谷はいつしか目を奪われていた。 「もっと聞こえるように言ってみろ」  秀治の耳元でわざと指示を出せば、ふるりと体を震わせて素直に声を大きくする。ご褒美にと秀治の手とともに握り込んでやれば、どくどくと脈打つものを手のひらに覚え、勝手に興奮した。そのまま目の前に吸ってくださいと言わんばかりに並んでいる突起を舐めてやる。ぴくぴくと秀治の肩が震えて、感じているのがわかる。

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