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第一章 第15話 ※R18
腕まで脱がされたシャツが拘束具となり、ジタバタする俺の動きを押さえつける。
引ん剝かれた下はチンコにはローターが括り付けられ、ケツにはバイブ式のディルドが突っ込まれたまま俺のナカを犯す。何を咥えさせられているのかわからないが、猿轡のようなもので口も封じられている。
「んんん~っ」
「っは、相浦……」
ベッドに放り投げられたままの俺の上で木野崎が息荒く俺の名を呼ぶ。
え、ナニコレ?
元はといえば、西条さんとやった後日、ヒートが終わった俺はまだヒート中だという木野崎の家に西条さんとヤッた報告をしにノコノコとやってきたのである。
本来であれば今はαと木野崎の狭間で揺れ動く心に悩まされている筈が。
家を訪ねた瞬間木野崎の部屋に引きずり込まれ、この状態まで脱がされた挙句色んなもので犯されている。
なんだ、なんでこんな即落ち2コマみたいなことになってんだ。
ヒートが終わって元気になったので、木野崎の家に来る前に一発抜いてケツの方もオナニーに使ってから来たのがすぐに突っ込める原因にもなっていて余計に事態を悪化させた。
数多の男女と床を共にしてきた俺だが、大人のおもちゃの経験は全くと言っていいほど無い。
はっきり言って何されてんのかもよくわからなくて怖えし、木野崎の心証が何一つ掴めなくて更に怖えし。
チンコの一番感じるとこにローター当てられて勃ちすぎて痛てえし、ナカもディルドでイイとこ抉られっぱなしでチンコからはトロトロと精液が出っぱなしになっている。
「んん~っ!んんんんっ」
せめてもの抵抗に上半身を捩る。
なんで俺は出会い頭にこんなことされてんの?
なんで俺はこんなことになってんの?
俺にエログッズを渡してくる時点で何かしら他にも持っているんだろうとは思っていたが、なんだこれ。
それに今は木野崎に犯されている最中なわけで、多分今の状態は木野崎のいつものズリネタ妄想通りの展開なんだろう。
何?童貞って皆こんな凄いこと考えてんの?
木野崎との架空のセックスで抜いていた俺の妄想力なんか霞むレベルだ。
たしかにヒート中のサカりのついた木野崎の家にホイホイ上がり込んだ俺も悪いよ。でもこんなことになるとは誰も思わないじゃん。
え、ナニコレ?(2回目)
木野崎に部屋に連れて行かれる前、インターホンを鳴らした俺を出迎えたのは木野崎の親父さんだった。
ということは今も家の中に親父さんが居るってわけで。
今の俺を見られたら終わる。というか死ぬ。社会的に。
ずるっと俺からディルドを引き抜いた木野崎が、パチンッとゴムを嵌める音をさせて俺にのしかかった。
「挿れんぞ」
「……んんんん!んんん!」
ディルドを抜いてひくひくと収縮するそこにズプンと木野崎が入ってくる。
硬い……。あったかい……。
まっすぐで太さも均一なおもちゃと違って、ぐぐっと頭をもたげ腹の裏側をこする、細いとこも太いとこもカリ首も感じられるチンコにメロメロになる。
ばちゅんばちゅんと俺のケツに木野崎の腰がぶつかり、奥まで木野崎のモノが挿っては抜けていく。
ベッドのギシギシときしむ音が部屋を揺らす。
「んっんっ……うっ……んっ……」
気持ちいい。
腸と子宮が切り替わってるのを感じる。
木野崎が腰を振りながら覆いかぶさり、俺の乳首を口に含む。
舌先でコロコロと先端を転がされ、痛いくらいに噛まれると、俺は出っぱなしだった精液を一気にびゅるると吐き出した。
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