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第25話 ※
「っ、柊。もう我慢しなくていいんだよな?」
「え?」
熱を帯びた目で見つめられて、鼓動が益々早くなって体が熱くなる。
「んっ、」
また唇を塞がれて、離れたかと思えば頬にキスされて、今度は首にキスされる。聡介の黒い短い髪が頬に擦れて、擽ったい。
ぎゅう、と体を抱きしめられて肩に乗る聡介の重みを感じると、胸が満たされて心地良い。
片手がシャツの中に忍び込んできて、脇腹を撫でる。
「ひゃ、あ」
変な声が出て、恥ずかしくて咄嗟に片手で口元を抑えた。
「もっと触りたい、いいか?」
低い声が耳元で囁く。
その意味する言葉を理解して、顔がみるみる熱くなる。たぶんいま、顔が真っ赤になっているに違いない。
「触って、おねがい」
腹を撫でる手を取って、胸元まで持っていく。
捲れ上がった服に露になった自分の肌は決して女の子みたいに柔らかくなくて、痩せ気味で肋骨が浮いて見えていた。
この体をみても、聡介は僕を触りたいと思うだろうか。そんなふうに試すように聡介を見る。
「は、ほんとに、俺を煽るのが上手いな」
余裕の無さそうな掠れた声でそう言って、身体を抱き上げられて、とん、とベッドに押し倒される。
覆い被さるように聡介に見下ろされて、ぞく、とお腹の辺りが熱を帯びる。
聡介の指がなぞるように臍の辺りからする、と胸までなぞる。
指の腹で胸の突起を撫でられて、ピリとした鋭い感覚に体が仰け反る。
「あっ、やぁっ!」
ぎゅう、と強く抓られて痛みとともに快感が身体中を駆け巡る。
「ンンっ、はあっ」
「はは、かわいい」
キスされて、快感に溺れる僕はぎゅう、と聡介の肩を掴んだ。
胸から離れていく手に、ふぅ、と息を吐く。
下がっていく手はする、と太ももを撫でて、ズボンの中に入っていく。
パンツの上からソコを撫でられて、ビクリと身体が震える。
「ひっ、」
「硬くなってる」
パンツを降ろされ、上下に擦られて熱を持つソコ。
「ンっ、ああっ、やだ、だめ」
じんわりと先走りに濡れたそれを見せられて、恥ずかしくて死にそうになる。
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