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二生目の正直 4
シミュレーションだけはやたらと繰り返していたものの、本当にこれが正解かもよく分からないまま
中心に舌を這わせて吸い上げ、閉じそうな足を広げさせて、夢中で頭を動かしてしまう。
「…っ、ぁ…、ぅう…、…ん」
唸りながらも、レンシアの手が頭に触れてくる。
優しく撫でられるようにされると、何故か興奮してしまって彼の腰を持ち上げるようにしながら深く咥え込んでしまう。
「あ…、っ…ぁ…、待っ……だめ…」
びくびくと彼の腰が跳ねていて、口の中はもういろんな唾液でぐちゃぐちゃで、涙も溢れているので息苦しかったけど
全然離したくなくて、頭を動かし続けていた。
「…っ、ぁ……ッあ…、っ…!」
口腔に生暖かい液体が注ぎ込まれて、訳もわからずそのままその液体を飲み下していった。
中心を吸い上げながらようやく口を離すと、レンシアは片腕で顔を覆うようにして震えている。
「…は…ーっ……は……ぁ」
獣みたいな呼吸を繰り返しながら彼を見下ろしていると、じわじわと幸せが込み上げてきて
イオンは彼の腕を顔から退けると、眉根を寄せてどこか恍惚とした表情を浮かべていたレンシアは
イオンが泣いているのに気付くと慌てて起き上がった。
「っ、ご……ごめんなさい……」
「……違うんです、なんか…感動しちゃって」
イオンの言葉にレンシアは不思議そうにしながらも、イオンの頬に触れてくれた。
「ずっと…、こんな事したいなんて…おかしいのかもしれないと思ってた……」
いろんな気持ちが溢れ出てしまって、また涙が込み上げて来てしまう。
男に触りたいとかそんな風に思ってしまうのは気持ちが悪い事だと、
本来は抱いてはいけない事なのだと。
どれだけふざけて冗談のように振る舞っていても、キモいと言われる度に本当は自分が否定されたような気持ちになって傷付いていた。
だからいつしか人と深く関わる事さえしない方がいいと思えてならなくて。
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