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プレゼント 3
あんまり甘えていてはいけないとも思うけど、もう一人ではないのだと思うと勇気が湧いてくる。
レンシアが微笑みながら呟くと、イオンは顔を赤くしていてぎゅうっと抱き締められてしまった。
「も、もう!可愛すぎるだろ!」
そんな事を言われながらもレンシアはイオンに唇を奪われてしまった。
ちゅ、ちゅ、と何度も短く口付けられるともっとして欲しくなって彼の背中に腕を回した。
「ん…イオンさん…」
レンシアは自分からも唇をくっ付けて、角度を変えて深くして、
そんな風にしているともっともっとしたくなってしまう。
その唇を舐めて、舌を侵入させようとすると彼の舌に触れてしまって
そのままこちらに押し返されるように絡み合っていく。
「ぁ…、はぁ……」
勝手に身体が熱くなっていって、唇の端から自分のものとは思えないような声が溢れていく。
あんまり声を出さないようにしなきゃとどこか冷静な自分が呟いているけど、レンシアは気持ち良くて夢中で舌を絡めてしまう。
「…っ、ん…、わ…」
とさりとベッドに押し倒されて、レンシアは乱れた呼吸を繰り返しながら彼を見上げた。
イオンは、はー…、とため息のように溢しながらも項垂れている。
「ちょっと…待って…、えっちすぎるから……」
「ごめんなさい…俺、はしたないですよね…」
「いや…全然有難すぎるんですけど…俺が拗らせすぎてて……」
彼はまた意味不明な事を言いながらも、緑色の瞳はどこか泣きそうに滲んでいる。
何か嫌だっただろうかとレンシアは不安に苛まれてしまう。
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