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18歳!初カレ! 3

「や…やっぱりレンシア様は“大天使の生まれ変わり”様で間違いない…!」 「お前はずっとそれを言ってるなァ…」 「じ、自分調べたんですよ! “予言の光“のバッグナンバーを遡ったり、”B.E.R“協会員の研究者が出している書籍などを読んだら “大天使”は“他の存在”との繋がりが強くて…、昔はドラゴン使いだった“生まれ変わり”様も多かったと聞きます…!」 オタク特有の早口で説明してくれるヴェネッタに、イオンも考えていた事だったので思わず眉根を寄せてしまう。 「ドラゴン使いか…」 「じ、実はモルフェガレ家は元々“大天使の生まれ変わり”がよく誕生する家で、その名残で今もドラゴン使いが継承されてるという説もあってですね!?」 「説ねえ…」 やりすぎ風の説はさておき、やっぱりレンシアがそれっぽいというのは“B.E.R”もエルメーザも勘付いていそうだった。 疎通の授業でディズニープリンセス化していた姿を思い出すと、 彼がこれからどんどん活躍し始めれば、今世間で言われている事はじわじわと覆っていくかもしれない。 そうなったら、やっぱり。 イオンは苦しくなってきて思わず唇を噛んで俯いてしまう。

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