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ありがたい! 2

こんなのずっと見ておきたいに決まっていたが、流石にキモすぎただろうかとイオンは控えるようにと自分をまた叱りつけて でもなんだか勿体無いような気もして、下着の上から中心に触れる。 片足を持ち上げるようにして布の上からそこに口付け、後ろに手を滑り込ませて臀部を撫でるようにした。 「レンシアさん…狡いっすよ、いつも俺を振り回して……」 「…っ…え…?ぁ…、っ…」 薄い布の上から熱を集めつつあるその塊を舐めて咥え、指先で蕾を探り当てて撫で始めると レンシアは指の隙間からこちらを見てくる。 「いお、んさ…」 とんでもなくエロい目に遭っているという状況にイオンの脳はかなりおかしくなっており、下着を唾液で濡らしながら彼の中心を愛撫すると レンシアの腰は勝手に浮いていくので、その隙に体内へと指を滑らせていった。 「っ、あ…、ぅ…う」 いつもは上品で綺麗で、絵画のように佇んでいるレンシアが自分の手で乱されて身を捩っているという現実が イオンの拗らせた性癖をドカドカと蹴り付けてくる。 下着はいろんな液体でぐちゃぐちゃになっているが、構わずに余計に足を広げさせてじゅぷじゅぷと音を立てて貪っていく。 体内に侵入していた指も、この前発見できたそのポイントを探り当てて押し上げるように刺激していった。 「…ッ…、ん…」 レンシアはまた指を噛むようにしていて、この前もそうだった事をイオンは思い出していた。 そういえば先程、声がどうとかとも言っていたし、と。 35年あまり抑圧されていたものが急に解放されつつあるイオンは、そんなCV人気声優みたいな声をしておいて何を言っているんだと遺憾に思ってしまう。 「レンシアさん…指噛んじゃだめですよ」 「っ……」 ナカを探る指を増やしながら、イオンは身体を起こしてやめさせるように彼の腕を取り上げ頭の上で抑えた。 「怪我するでしょ」 「ァ…、っ…でも…、ん」 「ちゃんと聞かせてください、俺はレンシアさんの声聞きたい」 「…ぅう、…ん…っ…」 呟きながらナカのポイントを強めに刺激すると、彼の唇からは唾液と吐息と声が漏れ出ていて 脳をぐらぐらと揺らして熱を駆り立てるその声を、もっと聞きたくて。

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