「気持ちい…？」 「っ…ん、ぅん……ッ」 耳元で頷かれると、顔を見たくなってきてしまって イオンはレンシアの頬を包むようにして掴んだ。 親指を彼の濡れた唇に添わせて口を開かせる。 「あ…、ァ…っ…は、ぁ…」 とろとろと唾液が滴り落ちていくが、構わずに親指で舌をこねくり回す。 紫色の瞳はどこかとろんとして輝いている。 「かわいい……レンシアさん…好き…」 レンシアは好き勝手口の中を捏ねくり回しているイオンの手に触れると、それを止めさせるでもなく顔を近付けて口付けてくれた。 ナカを抉りながら、彼の髪をぐしゃぐしゃにして頭を引き寄せて深く口付ける。 指で弄っていた所為か彼の舌は唾液が溢れ出していて、ぴちゃぴちゃと音を立てながら溺れそうになりながらもその舌を捕まえて絡めていく。 「っ…ン、んん…」 意識が飛びそうなほど気持ち良くて、めちゃくちゃに腰を動かしてしまうと 中で、ずちゅ、ずちゅ、と摩擦してあっという間に絶頂が襲ってきてしまう。 イオンは唇を離し、レンシアの身体を抱きしめながら少しだけ激しく律動した。 「っ…あ…っ、いお、ん…さ…っ…」 「…っれん、しあさん…、ごめ…いき、ます……」 「…ッ、ぁ…、っ…あぁ…っ…！」 止めたいけど、もう自分では止められなくなってしまっていて 情けなく謝りながらも彼の身体をぎゅううっと強く抱き締めて、そのままどろっと精を放り出してしまった。 「っ…は…ッ……ー…っ」 汗だくになっているし、心臓が騒ぎすぎて死にそうになりながら、イオンは彼の身体を抱き締めてどうにか呼吸を紡いでいた。