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僕らが出来る事 7

「あの……エカルティさん……」 「ム!?!ハイ!?」 「お…俺にはお任せするしか出来なくて…でも…、あの人が…復讐とかそんなもので罪を犯したのではなくて… だ…誰かを…守る為に動いたんだって証明する為に… レンシアさんの名誉のために戦って貰えないでしょうか…どうかお願いします……」 折角涙を拭ったのに、様々な想いにぐちゃぐちゃなってしまって結局イオンはまたボロボロと泣きながらエカルティに頭を下げた。 「おぉ…!?」 「……費用はアタシが払うのでぇぇ……心゙配゙じな゙い゙で゙ぐだ゙ざい゙ぃぃ……」 「金だけの男になっとる……」 『なくな?きもい?』 どさくさに紛れてドラゴンにまでディスられている気がしたが、イオンは大泣きしてしまった。 「はぁ…まあだがこいつの言う通りだな。 俺達はレンしぃの汚名を返上する為に戦うしかない。 ここに好き勝手書いてあるような嘘っぱちで罪を付け足されることなどないようにな! それがせめてもの弔い合戦だ」 「…死なないようにするんよな?」 「ううぅ…い、イオン殿の言う通りです……レンシア様が、何のためにああしていらっしゃるのか…っ!自分はバカでした…! あの方はもっと高い視点から物事を見ていらっしゃるというのに…」 ヴェネッタはようやくイヴィトの背中から出てくると、イオンの所へ来て床に土下座し始める。

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