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ずっと。 4
「…っ、あ…、ぅ」
彼の指先が探り始める体内が、明らかにずくずくになっているのが自分でも分かって
今彼に顔を見られてなくて良かったと思うレンシアだった。
いつも簡単に探り当てられてしまうその場所を撫で付けられると、やっぱりもっとして欲しくて堪らなくて。
「ここ好き?」
少しだけ強くされると勝手に腰が跳ねてしまって、レンシアはシーツを握り締めながら震えてしまっていた。
「ぅう……、ゆびじゃ…やだ…ぁ…」
「ほんと?」
そう言われながら更にそこを強く押し上げられると、抗えないような感覚が押し寄せてきてしまう。
「っ、ぁ…あ…っ…待っ…」
執拗にそこを弄られると、何も考えられなくなって
気が付くと自分で腰を揺らしてしまいながら、がくがくと震えていた。
「あ…ァ…、ッ……!」
一瞬達したような感覚に陥って、頭がチカチカとなっているのに全然熱が引かなくて。
力が入らなくなってしまい、レンシアはベッドに突っ伏すようになっていた。
「ぅう…イオンさん…ゅ…、ゆるして…ぇ」
涙をぽたぽたと零しながら呟くと、イオンの腕に身体を起こされて膝立ちのようになる。
腰を支えるように後ろから抱き締められ、熱を集めているらしい彼の自身を身体に押し付けられるとレンシアは早く欲しくて息を呑んでしまう。
「欲しい?」
「うん…、イオンさん…」
片手を後ろに回してイオンの頬を撫で、彼の方に顔を寄せた。
ようやく顔が見えて、レンシアはぼうっとなる頭でその頬に口付けた。
「すき…っ」
考えなしに放ってしまったけど、イオンも同じように頭に口付けてくれた。
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