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ずっと。 6

「ん…、…ぁ…、イオンさん…」 両手をベッドの上につき、少し腰を浮かせると自分でも動けるような気がしたが 再びお腹を抱き寄せられると、楔が奥まで挿さって頭がスパークしたようになってしまう。 そのまま押し上げる様に動かされると、ぞく、ぞく、と全身に快感が走っていった。 「っ…ぁ…あ…、ぃ…、っ…待……」 あり得ない快楽の波に溺れそうになっているのに、次々と刺激が襲ってきて 気絶してしまいそうになりながらもそれを味わうのに必死で。 「い、おん…さ…、っ…ん、…」 「すご…めっちゃ……締め付けられてる……」 「ァ…だ、め……だめ……」 何度も何度も、絶頂しているみたいなのに彼は全然止まってくれなくて。 「…っ、ごめ……レンシアさん…、っいきま…す…」 「…、ぃ…あ…っ…ぁあ…ッ…!」 抱き締められながら激しく奥を擦り上げられて、意識が飛びそうになっていると ナカに熱い液体が吐き出されているのを感じて、レンシアは叫んでしまった。 律動が収まってもドキドキと心臓があり得ないくらい脈打っていた。 「……ッ……はぁ……ー…っ…」 頭がふらふらのまま、どうにか顔を横に向けるとイオンは口付けてくれた。 それから2人でベッドに倒れ込んで、唇をくっ付け続けていた。 触れるだけのキスでもすごく心地よくて、少しうとうととなってしまうくらいだった。 「……痛くなかった…?」 イオンは少し心配そうに頬を撫でてくれて、なんだかむず痒くなってレンシアは彼の胸に額をくっつけるようにして抱き付いた。 「痛くてもいいもん」 「いやいや…何言ってんすか」 「ふふ。全然大丈夫です…」 寧ろ気持ち良すぎておかしくなりそうだったし、なんならなっていた気がしたが レンシアはなんだか恥ずかしくて数分前の自分は思い出さないようにするのであった。

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