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もう充分 6

「っ…ん……ッ…」 めちゃくちゃにむしゃぶりつかれながら、彼の指が臀部を撫で蕾へと伸びてくると 膝がガクガクと震えてしまう。 「ゃ…、っあ…ぁう…、ぅ」 イオンには触って欲しいところをいつもすぐに探り当てられてしまうし、中心をじゅるじゅると吸われながらそこをとんとんと撫で付けられると 力が入らなくなって彼の上に崩れ落ちてしまいそうになる。 「あー…すげ……えろ…」 イオンはソファからほとんど落ち掛けているような体勢のまま、中心に口付けながら呟いている。 「っ…ン…、ふ……ぅう…」 彼の指を受け入れている内部はもっと刺激が欲しそうに蠢いてしまっていて、それと連動して腰も動きそうになるのでレンシアはついソファに噛み付いてしまった。 「レンシアさん…ここ好き、だよね?」 「…ッ…」 指先でポイントを押し上げられると、頭がビリビリとして何も考えられなくなってしまう。 だけどそこを執拗に撫で付けられると勝手に腰が揺れていって止められなくなるのだ。 「うーん…かわいいなぁ……」 再び中心が熱い口腔へと誘われていってしまって、内部をぐちゃぐちゃと弄られながら吸い付かれるといよいよと我慢できなくなってしまう。 「い、ゃ…だめ…っ…ぇ…」 思わず逃げそうになるのに腰を掴まれてしまって、もうほとんど彼の顔の上に乗っているぐらい膝が落ちてしまっていた。 「あ…、っ…ぁあ…ッ…」 迫り来るものに抗えず、彼の指を締め付けながら達したような感覚に襲われる。 だけどそれは不完全なもので、痺れるような甘い感覚にびくびくと打ち震えていると、イオンはようやく元の位置に戻ってきた。 改めて彼の膝の上に座らされレンシアは、ふうふうと息を溢しながらも彼を見つめる。 「イオンさ…、ぁ」 イオンは唇を舐めながら、レンシアの唇から溢れていた唾液を拭ってそのまま口の中に親指が滑り込んでくる。

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