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もう充分 7

指が抜けていってしまって、お腹の内側がなんだか切なくて レンシアは彼の指に舌を絡めながら懇願するように身を捩った。 「……バカ勃った…」 「ん…ぁ、ほし…ぃ…」 蕾に彼の中心がぬるぬると触れていて、早く欲しくて思わず腰を揺らしてしまう。 そして顔を近付けていって、唇に触れる。 「…いおんさん…すき…すき…っ」 「……レンシアさん…」 唇を押し付けながら、また膨らんでいる彼の中心を入り口にあてがい 自ら腰を下ろしてナカへと誘っていった。 「あ…っ…ぁ、…〜…ッ」 甘く痺れていたナカにつぷりと楔が突き立てられていくと、それだけで視界がチカチカしてしまって レンシアはイオンに抱き付きながら悶えてしまう。 「俺の方が好き……っ」 「…っ、い、あ…っ…!」 腰を掴まれてずん、と一気に根元まで飲み込まされ声にならない声をあげて仰け反ってしまう。 そしてそのまま揺すぶられ始めると、なんだか身体ごと全てを持っていかれそうになってしまうから必死に彼にしがみつくのだった。 「…やばいめっちゃ気持ちい…っ」 「ぅ、ん…っ…、ッ…ぁ」 突き上げられる度に視界に光が飛び散って、だけど気持ち良くて止められなくて。 自分で腰を揺らしてしまい、夢中で快楽を貪ってしまう。 やがて彼に身体を持ち上げられて、ソファに投げ飛ばされるように体勢がひっくり返されてしまう。 「…っ、ん、…っ…ぁ、…ッ…!」 一度抜けかけた楔が再びずぷりと深く入ってきた。 足を持ち上げられながら、ずちゅずちゅと激しく打ち付けられると奥まで届いて、がくがくと顎が震えてしまう。

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