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第27話 じらしちゃいや
光輝がペニスをいじると、冷司は腰が引けて首を振る。
「ひぁっ!あっ!あっあっ!やだぁ、恥ずかしいよ、やめて!あっ、
だ、駄目!出ちゃう!あっ!」
「出していいよ、どうせシーツ替えるから」
「ウッ、うっ、ああ、やだ。コウの変態」
はあはあはあ、また冷司の息が上がる。
「でも好きだろ?」
「好き…好きだよ、愛してる。だから、あぁ……もっと、して、全部、して」
「してあげるよ、何度でも」
後ろから抱いていた光輝が身を起こして、冷司の身体を仰向けにする。
チュッと軽くキスして、彼の前髪を掻き上げた。
髪を撫で、頬を両手に挟んで愛おしそうに見つめる。
軽くキスして、冷司の片足を持ち上げ指先をしゃぶる。
つっと足の裏を舐めると、キャッと女の子のような悲鳴を上げた。
「フフッ、可愛いな〜冷司は」
「だって、くすぐったいもん」
「じゃあ、その次は恥ずかしいかな?」
「え?あっ!やっ!」
グイと右足を折り曲げ、大きく外に広げて倒し、足の間に入った。
「こっちの足は、自分で広げてごらん」
ツウッと左足の内股を指でなぞる。
冷司が両手で赤い顔を隠し、そしてしっとり汗をかきながらプルプル震える足を曲げる。
「さあ、俺を誘うように足を広げてごらんよ」
「や、だ、」
右足だけを光輝が広げ、左足を立てて、冷司が自らそっと開く。
光輝が、右の内股をツウッと指でなぞった。
「やっ!」
思わず立てていた膝を内に倒す。
ククッと笑って、光輝が冷司の折り曲げて大きく開いた右足の内側を舐めて匂いを嗅ぐ。
「いい匂い。冷司の体臭、なんか甘いんだよな」
「やだ、変態。あっ!」
冷司のピンと立ったペニスに、ふうっと息を吹きかけた。
「ひぅっ!」
ビクビク揺れて、左足はなかなか開かない。
「あーあ、ひどいひどい、ねえ、どうしよう、冷司がまたこばんでるよ、どうしよう」
光輝が意地悪なことを言って責めてくる。
「こばんでなんか……ないよ」
意を決して、左足を立て、大きく外に開いた。
恥ずかしくて指をかみ、少し腰を上げて左手で後ろから、指であわいを開いてアナルを見せる。
「ここに、欲しいの」
「おお、凄い、冷司エロすぎ」
光輝が俄然やる気出して、冷司の股間を舐め始める。
「んっ!やだ!舐めるのやだってばっ!ハッ!ハッ!ハッ!やっ!ああ、いや……」
「ああ…冷司可愛い、いじめたくなっちゃう」
「いたっ、コウ、光輝、意地悪、しないで」
光輝が内股の皮膚の薄い所を強く吸い、赤い印を付ける。
足をあげて現れたアナルをクルリと撫でた。
「んん……やだ、恥ずかしい」
「久しぶりって挨拶したの」
「やだ、もう、エッチ」
「んー?これはいけない!冷司君のアナルの具合を調べないと!」
「ぷふっ、なにそれやだ、変態ドクター」
「どれどれ?詳しく調べますよ?」
光輝が棚から取ったプラ手袋にラブローションを取り、アナルの周囲に塗り込み、ヌルリと穴の中に指を侵入する。
「あっ!!」
ビクンと、冷司の身体が動揺した。
光輝がアナルの中を指でこすりながらキスをする。
「どう?気持ちいい?気持ち悪い?もっともっと?」
「はあ、はあ、はあ、わっかんな……いよ、はあ、はあ、」
冷司は力を抜くのが上手い。
理由を聞いたら、検査慣れだと思う。と言っていた。
冷司は今だ健康とは言えない。
セックスの時は清潔に気を付けるようにと、光輝は医者に言われていた。
「ほら、ここかな?ここだったかな?」
わざと、前立腺を外してじらしてくる。
冷司が、ザワザワ皮膚をざわつかせながら、直腸をいじられ首を振る。
「はあはあはあ、あ、ち、違うよ、はあはあ、あ、もっと……ん、ぁ、う、もっと……」
光輝が指を増やし、アナルをゆっくりほぐして行く。
「はあ、はあ、はあ、ああ、ああ、なんか、ああ、じれったいよう」
両脇を締め、ギュッと手を胸の前で握る様は恥じらう女の子のようだ。
キュッと指を噛んで、声を抑えて身もだえている。
「可愛い、冷司、いじめたくなるよ」
「やだ、やだ、いじめて。もっといじめてよ。ああ……」
はあはあと、呼吸音だけが、部屋を満たしていく。
グイと、いきなり前立腺を刺激した。
「ヒイッ…………」
喉で悲鳴を上げて冷司が顎を上げる。
前立腺を刺激しながら、ペニスを口にくわえてしごいた。
「あっあっあっ!やーーっ、はあっ、はあっ、ああーーーっ!!ひいっ!はあっ、はあっ、」
はあ、はあ、冷司の息が切れる。
2カ所で責めるのは彼にはきついかもしれない。
ペニスから口を離し、アナルに集中する。
「はあっ!はあっ!はあっ!ひうっ!ぐっ……ん、ん、」
グイグイ押して優しくこすると、ビクンッビクンと両足の内側が痙攣する。
びゅうと、冷司が射精して、ミルクが胸に落ちる。
「あっ!あっ!んぐっ!」
指を噛んで、我慢すると余計に呼吸が速くなる。
「冷司、声を出してご覧よ、はしたない鳴き声を聞かせて」
こすりながらささやき、冷司の胸に落ちたミルクを舐め取る。
冷司は、ギュッと目を閉じて首を振った。
はずみで口から指が外れ、上半身をねじってシーツを掴む。
もだえる姿が、ひどく扇情的だ。
「んっはっ!!い…ひぃっ!あっ!」
「ここが感じるの?冷司」
コクコク頷き、身体中が突っ張る。
「く……ぅ! ハアッ!ハアッ!ハアッ!ハアッ!あぅっ!!」
感じると、いきなり冷司の呼吸が速くなる。
じらしすぎたと、光輝は少し不安になった。
「大丈夫か?少し休憩、な?」
そう言った途端、堰を切ったように呼吸が激しくなる。
「ひい、ひい、ひい、ハアッ!ハアッ!ハアッ!ハアッ!」
声も出せずうなずく。
光輝は手袋を取ってベッド下のゴミ箱に落とすと、冷司を抱きしめた。
身体中で呼吸をしている。
セックスは、無理なのかもしれない。
そう思わせるほどヒイヒイ喉を引きつらせながら必死で呼吸する。
冷司が震える手で光輝を抱き返す。
心臓が、爆発しそうに鼓動を打つ。
呼吸が苦しくて喉がヒイヒイ鳴った。
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