15 / 16
15.※
「っん、んっ、は⋯⋯っ、ふ⋯⋯っ、んっんっ、ふっ、ふ⋯っ、ん⋯⋯ッ」
繋がっている箇所がきゅうっと締まり、白い液を数滴吐き出す。
達したようだ。
口を離す。が、突くのは止めなかった。
「あ⋯⋯っ、あ、あっ、ふっりぃ、グ⋯⋯っ! いや、あっ、イッ、た、からぁ! あっ、ん⋯⋯っ」
「⋯⋯ミコ⋯⋯、お前が、いけないんだからな⋯⋯っ」
「な⋯⋯あっ⋯⋯!」
ズンッと深く突き刺し、言葉を遮った。
それは八つ当たりだろ、と誰かに言われているのを頭の隅に追いやって根元まで、挿入 れるぐらいの勢いで激しく突く。
フリグス、ぼくが何かした? と恐らくアラタスの口から零しているようだが、フリグスの耳にはただ喘いでいるようにしか聞こえず、それがかえって欲を引き立てるものとなった。
「あっ、ああっ、あっ、ふ⋯っあっ、ん⋯っ」
「ミコ⋯⋯っ、この⋯⋯」
「あ⋯っ、あっあっ、ああ⋯⋯ッ!」
仰け反らすアラタスの奥へと再び吐精した。
達したアラタスのほぼ透明な液体が腹部にぽたぽたと垂れ、白くなくとも卑猥なものだとそろそろ自分も限界だというのに、また抑えきれなくなっている。
自分がおかしい。
「ふり、⋯⋯フリ、グス⋯⋯」
うわ言のように名を呼ぶアラタスが微睡んでいる目を向け、訊きたそうにしていたが、急に、本当に急にふっと目を閉じた。
意識を失ったようだ。
何回も性交をしたいと言っていたのに、体力が無くなってしまうなんて情けない。
いや、あまりにも激しかったからなのか。
ともだちにシェアしよう!

