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LESSONⅧ:第88話
「んっ……あぁっ……そ、そこ、ダメっ」
いちど欲望を放ったというのに、どうにかして雅紀のそれを欲しくなる。
雅紀が入れてくれた指と前を同時に扱いてくれるのが気持ち良い。
いままで知らなかったのが悔しいくらいに。
息をすることが難しいキスへ変わり、中へ入ってくる指の本数を増えた。
腹の奥が苦しくて、唇も塞がれているため、息がつまりそうだった。
ナギサは雅紀の唇から離れると、「んっ……あぁっ……あぁっ」と言葉にならないくぐもった声で高く喘ぐ。
「あぁんっ、はぁっ……。も、もう、頭のなかがおかしくなりそう、ま、雅紀さぁん……っ」
甘く部屋中に響く声が自分でも聞いたことがなくて耳から興奮が広がってしまう。
雅紀の名を何度も呼ぶ語尾はとっくの昔に掠れてしまっていた。
「まだ指だけだぞ? それにかなりこっちは硬くなってきたな。指だけで気持ち良さそうだ。ほら、甘そうなソースがぴゅっと次々にあふれてる」
雅紀は前の先端から流れ出た愛液をナギサの屹立したものに塗りたくって軽く扱く。
そんな刺激では頂点に向かえず物足りない。
ナギサは声を出さずに、「もっと、ちょうだい……」と口だけ動かした。
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