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LESSONⅨ:第93話

「あぁ……ナギサの中が俺を求めてくれているのがすごく分かる」 「ど、どういうこと?」  すんなりと大きな彼のものを受け入れると脳内が一気に痺れるような感覚に襲われる。  前からは何も出る気配はなく、屹立したままだ。せり上がる快感で目の前に真っ白な風景が広がる。 「ほら、すごく俺のものに絡みついて離してくれない」  気持ち良さから雅紀のものを意思とは関係なく、締め付けているようだった。そのまま内壁へ丁寧に擦りつけられる。腹の上に指を伸ばして外側からも雅紀のものが入ってることを教えるかのように撫でられる。 「あぁ。そうか、ここがナギサの気持ちいいところだな?」 「そこ、だ、ダメ、なんか変だよ、ずっと気持ちいいんだけど」 「もう、めちゃくちゃナギサは可愛いこと叫んでるな。自分で見てごらん。誰も触ってないのに、前も良くなったのか濡れてるぞ。ナギサは中だけで気持ちよくなれるようになったんだな?」  雅紀が探り当ててくれた快楽のボタンのような場所を身体はしっかりと覚えたようだった。そこに触れられると頂点へ向かうことができる。  射精すると途切れる一瞬の快楽とは違い、この場所は永遠に続くような余韻をまとった気持ち良さだった。  自分では探ることができない。雅紀にしか触ってもらえない場所だから、身体は彼を求めて仕方ないのだ。 「前をいじらないまま、この場所に当てたまま腰を動かしたらどうなる?」  雅紀に下からその場所を突き上げられて、ナギサ自身も腰を回すように彼を包み込む。 「待て、誰が動いていいって言った? ナギサが腰を動かしたら、俺が長くもたないんだよ」 「一緒に、い、一緒に、いきたいよぉ、雅紀さん……」 「あぁ、もう、ナギサはどうしてそんなに可愛いの?」

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