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LESSONⅧ:第83話

「ちょ、ちょっと、ま、雅紀……さん、お腹に当たってる」 「俺だけじゃねぇぞ。ほら」  雅紀に瞳の奥まで覗き込まれながら完璧に反り返っていたものを握られる。  唇を離れるとじんと口まわりが熱い。 「あぁっ、いきなり触らないでよ!」  敏感な部分を下着ごしにではあるものの触れられたナギサは身体を捩って抵抗した。 「順番が違ったか。すぐメインの料理を食べたくなってしまう悪いクセが出ちまったな」  世の中にはコース料理の作法だってある。  ベジタブルファーストという食べ方だってある。  雅紀はそのどちらとも無視をして、舌先で胸の真ん中をなぞりながら下降する。胸の突起は触れて欲しそうに尖っていたが、雅紀はそれには目をくれず、みぞおちからへそを通過して、下着からはみ出すほど大きくなっているものの先端をひと舐めした。 「あっ! いやっ、そ、そんなところ……。舐めるなんて」 「当たり前だろ。俺はお腹が空いているの。こんなに美味しそうな料理が目の前にあったら食べるだろ?」  彼の鋭く尖った舌先は先端の割れ目に沿って舐め上げる。  たまらず「あぁん」と聞いたこともないような声を漏らすと、雅紀はふんわりと唇で充血した先端を包み込むように口に含んだ。  そのまま吸いあげられたり、舌で裏側を刺激されたナギサのそれは引いてくれない快感に、経験したことない硬さに膨張し、痛いくらいだった。 「ナギサの高い音域が出たな。舐められるのが好きなのか?」 「なっ、舐められたことなんかないしっ! 気持ちいいとか分かんないよ」 「気持ち良くて、そんな高くて可愛い声出しているんじゃなくて? だってほら、どんどん俺の口のなかで大きくなってるし、先っぽから、なにか出てるぞ」 「やぁっ……、恥ずかしいから言わないで……」  彼は根元から先端まで唇と舌をバランスよくスライドさせながら咥え続ける。その繰り返す動きに合わせて、もっと貪欲に快感を得ようとナギサは自ら腰を振った。

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