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第7話*
夕飯の片付けをしていると、ソファーでくつろいでいた彼に呼ばれた。
「みつる。片付け終わった?終わったならこっちおいで」
優しく微笑んで手招きしてくれる彼に、胸がキュンッと高鳴り、犬のように喜んで駆け寄る。
両手を広げた彼の胸に抱き着き、恋人のように優しく抱きしめて貰える。
彼の匂いに満たされたくて、彼の胸に顔を埋めて小さく息を吸う。
「シゲルさん、あの、ね……」
シゲルさんの匂いを嗅いでいるだけでお腹の奥が熱くなってくるのを感じる。
発情期 中、ずっと感じたかった匂いに、身体が勝手に彼を欲してしまう。
「シゲルさん……」
熱のこもった潤んだ目で彼をじっと見つめ、キスを強請るように顔を近づける。
目を閉じて、彼の唇の触感を味わおうとしたが、唇に触れたのは違うものだった。
驚いて閉じていた目を開くと、僕の唇に触れているモノは彼の長い人差し指で、シゲルさんは楽しそうに目を細めて僕を見ている。
「みつる。俺とキスしたいなら、俺のことその気にさせて?」
キスして貰えないことにムッとしてしまうも、久しぶりに抱いて貰えるんだと思うだけで内心嬉しくなってしまう。
「シゲルさんのイジワル。上手におねだりできたら、いっぱい気持ち良くしてね?」
彼の手を両手で握り、先程唇に当てられた指を根元からゆっくりと舐め上げる。
シゲルさんの口元が笑みを作るのを見て、身を起こし、ゆっくり魅せ付けるように服を脱いでいく。
下着を脱ぎ終わり、何も身に着けていない状態になってから、彼が座っている足元に潜り込んで座る。
ズボン越しでもわかる彼のモノを取り出すべく、チャックを下ろし、下着越しのペニスに頬擦りする。
「ねぇ、シゲルさん。舐めてもいい?」
許可を得るように上目遣いで見上げ、愛おしそうにペニスを撫でると、「いいよ」という言葉と一緒に頭を撫でてくれた。
彼のペニスを下着から取り出し、両手で大切に持って愛しげに愛撫していく。
疲れているからか、僕の裸体を見ても全然反応してくれない彼のモノ。
根元から包み込むように手で掴み、竿の裏側から丁寧に舌で舐めて奉仕する。
徐々に芯を持ち始めた彼のペニスを先端からゆっくりと口に含み、舌先で鈴口をチロチロと舐める。
苦く雄臭い先走りが溢れ出し、僕の唾液と入り混じり合う。
勃起した彼のペニスを根本まで口に咥えようとするが、全てを咥えることができない。
しかたなく、根元は唾液と先走りで濡れた手を使って扱くように奉仕した。
シゲルさんの吐息交じりの声が聞こえる。
気持ちいいのか、時折頭を撫でてくれたり、耳を弄ってくれる。
たったそれだけのことなのに、僕のペニスは期待してしまい、触ってもいないのに首をもたげ先走りが滴り落ちた。
口内で質量が増してくるモノに愛しさを感じつつも、呼吸が出来なくて苦しい。
1度口から引き抜いて、別のやり方で愛撫をしようとした瞬間、ガシッと頭を抑えられ喉奥に一気に押し込まれる。
「んぐっ!?ンッ!ぐっ、ンンッ……」
後頭部を両手で掴まれ、オナホで自慰でもするように僕の頭を前後に揺すってくる。
喉奥にペニスを擦り付けられ、苦しさからキュッと喉が締まる。
「くっ……みつるのここ、気持ちいいな。もっとソレやってよ」
頭を押さえられ、さっきよりも喉奥深くに突っ込むように腰を振ってくる。
呼吸が出来ず、苦しさから涙目になり、飲み込み切れなかった唾液が口の端からポタポタと滴り落ちる。
「ん゙っ、ん゙ん゙……ん゙ぐっ……」
苦しくて、やめて欲しくて、手を突っぱねて離れようとするも見下すように睨み付けられる。
「みつる!」
いきなり大きな声で苛立ち混じりに名前を呼ばれ、ビクッと身体が跳ねてしまう。
「みつるは良い子だよね?希 にはこんなこと出来ないんだ。みつるは俺を気持ち良くしてくれるよね?」
頭押さえつけていた手が、ゆっくりと労わるように僕の頬を撫でてくる。
「…………」
あの子は、シゲルさんを満足させてあげられないんだ。
じゃあ、僕が頑張れば戻って来てくれる?
僕が苦しいのを我慢すれば、シゲルさんは喜んでくれる?
吐き気と息苦しさから涙目になりながらも、小さくコクンと頷き、自ら喉奥まで咥えて込む。
頭を前後に動かすたび、口の端から飲み込みきれない唾液と先走りが垂れ落ちる。
苦しさを我慢しながらできるだけ、彼が喜んでくれるように舌と手を使って彼のペニスに奉仕する。
喉奥を彼のペニスで突かれるたび、吐き気が襲ってくるけど目をギュッと閉じて堪えた。
「ん゙っ、ん゙ん゙……」
苦しくて、くぐもった声が漏れる。
でも、シゲルさんは気持ちよさそうに腰を振っていて、先走りが口の中に溜まっていくのがわかる。
「ン、みつる出る。全部、飲めよ」
一際喉奥にペニスを突っ込まれ、喉に直接流し込むように精液を吐き出される。
口を離したいのに、僕が全部飲み干すまでペニスを抜いてくれない。
ゴツゴツと喉奥を抉るように腰を振られ、意識が飛びそうになる。
苦しくて、臭くて、嫌なのに許して貰えない。
咽せながらも喉を鳴らして、口内に出された精液を無理矢理溜飲した。
やっと口からペニスを引き抜いて貰え、一気に新鮮な空気が肺に入ってくる。
「ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ……」
何度も咳き込んでしまい、飲み込んだはずの精液が鼻を逆流してくる。
顔は精液と涎と涙でぐちゃぐちゃになってしまった。
肩で呼吸を整えるように繰り返し、上手にできたのをシゲルさんに褒めて欲しくて、汚れた顔のまま涙目で見上げる。
「シゲル、さ……きもち、良かった?」
大きすぎる彼のペニスを咥えていたせいで、顎が怠くて口が半開きになってしまった。
鼻からも精液が垂れてしまった。
呼吸がまともにできなかったせいで、顔が赤い。
それでも、彼が喜んでくれると思って頑張った。
褒めてくれると思ったから、できるだけ綺麗な笑みを浮かべようとした。
それなのに、彼は汚物でも見るような冷たい目で僕を見下してくる。
「近寄るな」と、言わんばかりの冷たい視線。
軽蔑するような冷たい目。
「し、げる……さん?」
僕が恐る恐る名前を呼ぶと、さっきまでの冷たい表情からいつもの優しい笑みに変わり、頭をいい子いい子と撫でてくれる。
「みつる、ぐちゃぐちゃだね。ん~……うん、みつるのフェラはまぁまぁかな。希 よりはちょっとだけ良かったよ」
ちょっと、だけ……?
頑張ったのに、ちょっとだけ……?
あんなに苦しいのを我慢したのに……
あんなに頑張ったのに……
胸が張り裂けそうなくらい痛いのに、これ以上彼は褒めてはくれなかった。
褒めてくれないだけではなく、僕の肩を軽く押して静かに次の指示を口にした。
「みつる。ボーっとしてないで、次は四つん這いになって尻をこっちに向けろ」
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