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やがて比呂が完全に腰を落とし、隼人はキッチリ彼に埋め込まれた。
「今夜は君を、満足させてあげるつもりだったのに。すっかり、リードされてしまったな」
「ん、ふぅ……。あ、ダメ。隼人さん、動いたら、僕の中に、当たって……!」
リードはしてみたが、その先に待ち受けているものに、気づくのが遅かったようだ。
比呂は、隼人の首に腕を掛けたまま、下を向いて震えている。
そんな仕草がやけに可愛く、隼人は優しく彼をいじめ始めた。
「動いたら? 当たって? 動いたら、何が当たって、どうなるのかな?」
「あぁ! はぁ、あぁ! んっ、んぁ!」
試しに腰を揺すってみると、たちまちバスルームに甘い声が広がった。
「ぅむ! んん、んぅ。んっ、んッ、んんぅ!」
あまりに響くものだから、比呂は素早く口に手を当て、声を殺した。
その手を隼人はそっと握り、自分の頬に当てた。
「大丈夫。シャワーの音で、外には聞こえないよ」
優しい言葉とはうらはらに、隼人は勢いをつけて、腰を突き上げた。
「ぅあぁ! ん、ふぅ! あぁ、あぁ、あぁあ!」
愛らしい比呂の声を、たっぷりと耳にし、隼人はどんどん昂っていった。
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