137 / 229
2
「心がこもってないよ! 僕以外のこと考えながら、エッチしないで!」
「ご、ごめん!」
大好きな比呂の、大好きな鎖骨を甘くかじっていたのだが、それがお留守になっていたようだ。
ぷんと顔をそむける比呂を、隼人は抱きしめた。
「比呂くん!」
「も、ヤだ! 知らないよ!」
「比呂くん、可愛い!」
「お世辞いっても、ダメ!」
「妬きもちを焼く比呂くん、可愛い!」
ぎゅうぎゅう抱きしめ、頬ずりしてくる隼人の鼻に、比呂は小さなキスをした。
「仕方がないなぁ。ちょっとだけだよ?」
今度は唇に、キス。
隼人も今度は身を入れて、口づけに応じた。
甘いキスを交わしながら、比呂の手が下へと伸びる。
そして、隼人の性器をゆるやかに握った。
「ん、比呂くん……」
「気持ち、いぃ?」
キスに熱がこもるほどに、比呂の手も妖しく動く。
うっとりと唇を離したころには、隼人の中心は逞しくみなぎっていた。
ともだちにシェアしよう!

