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第7話 なにかのスイッチ入ったっぽい

まあ、気を取り直して、お風呂にお湯張って2人で入った。 お風呂デカすぎて、なかなかお湯溜まらない。 来てすぐお湯入れだしたの正解だ。 「まるで銭湯じゃん?広いなー無駄に」 しかし…… 初めての中途半端なセックスも風呂だったなあ、と感慨深い。 「ねえねえ、ほら、下の毛ちょっと生えちゃった。剃った方がいい?」 前後に並んで座って、後ろから頭洗ってもらいながら、うっすら生えたそれがちょっと恥ずかしい。 「剃ったらチクチクするよ?イイじゃん、これから生えるんだし。 取りたい時はサロンに行けばいいよ。程良く残すらしいから。ツルツルだとかえって恥ずかしいらしいよ」 ふうん。そっか ざあっと頭を流して、ボディソープを手に取り、水城が僕の身体をなで回す。 「ひゃあっ!くすぐったい!」 腕を上げてワキを撫で、脇腹を、そして胸を後ろから撫でると、乳首を何度も指で転がす。 んっと、僕は息を詰めて、ギュッと目を閉じた。 「乳首立ってる」 「やだよ、エッチ」 クスクス笑って、耳たぶ口に入れて軽く噛み、首筋を舐める。 お腹を両手で何度も撫でまわし、そしてペニスに触れた。 実は、もう立ってます。 ええ、ビンビンです。 「まるであの時みたいだね」 「やだぁ……ねえこすってよ、あの時みたいに」 ああ、ああ、彼の手つきが嫌らしくて、僕のチンチンはもうはち切れそうになっている。 ヌルヌルの手で、乳首いじりながらタマタマを転がし、ふにゅふにゅ揉んで、そしてペニスをぎゅっと握った。 「いって!」 「まだ出しちゃ駄目」 「ひでぇっ!マジ?!んんっ!くっそ、焦らせないでよぉ」 前から、後ろから、お尻を揉んで割れ目を撫でてくる。 足を広げさせ、片足を自分の膝の上に載せた。 お尻が片方上がり、彼の手が割れ目を行き来する。 「はっ、はっ、はっ、はっ、はあ、はあ、はうっ! ねえ、ねえ、早くぅ」 僕の吐息が、お風呂に響く。 彼がアナルの周りを撫でて、指が入ってくるのを期待した。 「さて、流すかー」 「えっ??えーーーー!!」 ザバーン 思い切り頭からお湯がきて、僕の期待も流された。 「ねえ、なんで?なんでしないの?」 「だって、ここ風呂だし」 「もう!僕のこれ、どうしてくれんのさ」 僕のビンビンのペニスは放り出して、彼はさっさと自分で身体を洗い、ドボンと湯船に入る。 ムウッと僕は意地になった。 「じゃあ、ハーイ!してくれないので自分でオナニー始めまーす!」 「えっ!!」 僕は腹が立って、彼の方に向いて足を広げると、オナニー始めた。 指を舐めて、舌を出し、自分の手の平を舐める。 唾液をなでつけるように、胸を撫で乳首をつまんだ。 「んっ!」 片手で股間に手をやり、ペニスをこすり出す。 「はあ、はあ、はあ、はあ、」 相変わらず僕は自分でこすってもなかなか出ない。なんでだろ。 クルリと彼に尻を向けて指でアナルをいじり始めた。 「わかった、わーかったから。麻都くん、オナニー中止して下さい」 「せんせー、じゃあエッチしてくれますかー?」 「そうだなー、あの時の復習しようか」 「え?」 ザバンと湯から上がり、洗い場に僕を押し倒すと口づけしてくる。 「んぐっ、ちゅっ、ぐちゅちゅっ、うむう」 信じらんないほど、苦しいほど舌を入れて激しく口の中なめ回し、僕の舌を絡め舌を吸い上げ、絡めるとのどまで入れてくる。 逃げたくても、後頭部押さえられて逃げられない。 オエッとえずいても、全然構わない。 膝を足の間に入れて僕の足を広げ、片手でペニスをグチャグチャに揉んでくる。 「うぐうっ!んぐっ!ぐううっ!!」 苦しくて、必死で肩を押すけどビクともしない。 死ぬ死ぬ!鼻で息するけど窒息する! な、何だよ!急にスイッチ入ったの? 僕が入れたのか?? うわあああ、なんか急に凶暴になった!どうしよう! ペニスいじってた手が奥に進み、アナルの周りを撫でてくる。 ふと手が離れ、何故かそこにあったオリーブ油のポンプを取って、それを潤滑剤代わりにヌルンと中に指が入ってきた。 最初1本の指が、ぐるぐるこねくるようにうごめき、そして2本に増やされる。 違う、違う、そこじゃない、もっと、もっと奥。 あそこ、あそこを撫でて!こすって!こすってええ!! 「うぐぅっ!あぐ、うちゅぅっ、ちゅうっ、ちゅっ」 一方的な行為にギュッと目を閉じる僕の目から涙がこぼれる。 もっと、優しくして、ねえ、ねえ! あっあっんっんっ!!んんっ!んっ! もっと!もっと奥をこすって!こすって!! 自然に自分から両足を膝立てたまま180度開いて、お尻を思い切り突き出した。 3年!ああ……これを待ち続けた。僕は! 早く!早く! グイグイ彼の手に押さえつけると、指が3本に増えた。 「んぐううっ!!」 穴を広げるように、指がうごめく。 もう何本入っているのかわからない。 ギュウッと指を差し込まれて広げられるたび、痛みに思わず力が入った。 「んひっ!ふーふーひぃっ!!」 口の中を蹂躙されながら、のどの奥から引きつった声がもれる。 突然彼が唇を放し、ああと声を漏らした。 「駄目だ、もうガマン出来ない」 グイと僕のお尻を膝に載せ、膝裏を持つと左右に大きく広げる。 「イヤ、やだ、こんな格好……」 抗って膝を閉じようとするけど、閉じさせてくれない。 グイと腰を引き寄せ、アナルに自分のペニスを押し当てた。 「え?え?ここで?」 ザッと僕の頭から血が下がる。 一気に恐怖がわき上がってきた。 「ごめん、何かやる気スイッチ入った。入れるから」 入れるなああああ!!!

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