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第12話 天罰降臨、ざまあみろ!
「ハアッ!ハアッ!ハアッ!ハアッ!」
パンパンパンパンパンパンッ!
ベッドルームに激しい息づかいと打ち付ける音だけが満たされる。
大きく開脚した僕の股関節は、もうガタガタだ。
360度あらゆる角度で、あらゆる体位で中出しされた。
確かに僕は精液でお腹いっぱいにしてとかほざいたけど、言葉のアヤってもんだろ。
3年分って、マジやるつもりかよ。
なにがそんなに出ないよだ。絶倫じゃないか。
風呂から出て全裸のままお姫様抱っこでベッドに連れ出され、早速押し倒されて口の中グチュグチュ舌を絡めて、身体中なめ回された。
トイレに行かせてくれないので、もうお尻は中に中出しされたのが入ったままで、滑りが良くてグチュグチュ指でかき回されたあと、早速突っ込み思うままに突いてくる。
最初は僕もまだ反応出来たけど、だんだん疲れきって、まな板の上のお魚状態になってきた。
水城は疲れてるけど性欲に振り回されてる感じで、僕の反応が薄いと、抜いては体位を変えてまたひたすら突いてくる。
セックスがこんな体力勝負だと知らなかった。
「アッ、ハアッ、ハアッハアッ、うっ!」
「はひ、はひ、はひ、んあっ!あっ、ンンッ!ううーー、」
言いようのない体位で、ぐうっと押し付けられ、また射精した。
「あと、やってない体位なんだっけ?本持ってくれば良かった」
「ううう、フッざけんなばっかやろぉ……」
入れたまま身体を戻し、悲鳴を上げる関節に2人でうめいて、息を付く。
「ううっ、うっ、いっってえええ腰痛え!」
「実戦向きじゃないよう~、普通にしようよ~」
「んー、あの本2年前に買って、ずっとやってみたいなあって思ってたから」
「2年……熟成されてる……」
その本見つけ出して、絶対破って生ゴミと捨てる。
出版社に藁人形送ってやる。
クリームでドロドロになったお尻は、精液かそれかわからないほどで気持ち悪い。
僕のお尻の中にペニスを入れたまま、水城がスポーツドリンクを飲む。
グッと口に含み、僕に口うつしで飲ませた。
「うぐっ、んぐっ」
生ぬるいドリンクでもないよりマシだ。
ワイン飲むという彼に、せめて酔っ払うのはやめて欲しいとこれにした。
でもどうだろう、酔って寝てくれた方がマシじゃなかったろうか。
もう何度中出しされたか覚えてない。
眠気も吹っ飛ぶほどドリンク剤飲まされ、なのに身体はドロドロに疲れてる。
お尻からはもう精液が漏れ出して、ベッドもグチャグチャだ。
抽挿の音も、水っぽくて3流アダルトビデオみたいだ。
「もう、もう抜いてよぉ~、お腹グルグルするよお」
僕はガサガサの声で懇願した。
もう何度目か知れない。
「うーん、何回出したっけ?」
「わかんない、もうお腹パンパン」
下痢しそうな嫌な感じ。浣腸と一緒だもんなー
最初お腹がグルグル言ってたけど、どんどん入れるからどうなったのか麻痺してきた。
この腹の膨れ方は、大腸まで行ってると思う。
洗浄してるから出るのはきっと精液だけだ。
「3年分を一晩では無理だよ。
よくまあこんなに出るよねー、馬でも出ないよきっとさ~」
「馬って言うなよ、馬~」
繋がったまま僕の身体をグイと引き起こして、じっと抱き合う。
キスして何度も舌を絡め合った。
「あーこう言うキスって、人前じゃ出来ないよな」
「しないでよね。家でして、家で」「うん」
ああ、あったかいな~
つか、あー、きつ……もう死ぬ
「やっと一緒になれたなあ」
「うん、これからずっと一緒なんだ。
だからさ、ゆっくり3年分取り戻してくれない?」
「ははっ、ん~~、トイレ行く?」
「行きたい。けど、お尻がきっと締まんないよ」
「どのくらい入ってんだろ。そうだ!お風呂でオケに出して重さを測定してみよう」
「イヤだっ!理科の実験か!!」
「ちぇっ」
「何でそこでチェッなんだよ!」
仕方なく、彼はペニス入れたまま僕を抱っこしてトイレに向かった。
廊下でふと立ち止まり、一階の居間のフロアを見渡す。
「なんかしたくなってきた」
「えっ?ここで?!」
手すりに僕の背中を下ろし、また抽挿始める。
「いやっ!いやだああ!!誰か来たらどうするんだよおお!!
玄関そこだぞ!そこぉっ!!」
「誰も来ないのがルールだから」
パンパンパンパンッ!
「ウッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!いやっ!いやっ!」
「あれ?凄い締まる。そうか、場所変えるのもいいのか。
リフレッシュだな?」
よくねええええええ!!!変な勉強するなあああ!!
「イッ!イッ!イッ!いアッ!アッ!あ、はぁっ!ハアッ!ハアッ!ウッ!」
恥ずかしさが奇妙なスパイスになって、僕までまた熱くなってしまった。
なんだか良くないものに目覚めて、しばらく廊下でやったあとバルコニーまで出てやった。
バルコニーは風強くてまだ寒かったから1回で終了。
景色は真っ暗、さむいだけで萎えた。
良くない、これは良くない。きっと次はこいつ普通のとこで青姦する。
僕は拒否したい。
「抜くよ、いい?」
「うん」
トイレの座面に2人で向かい合って僕を降ろし、ズルッと抜いた。
「うあっ」
下痢みたいな凄い音出して、お尻から精液が噴き出す。
もう水みたいな精液で、水城はマジ水道野郎になっていた。
「うわあ~~、マジ?水城って馬?」
音を聞いて、水城がゲンナリした顔でクルリと部屋に戻って行く。
あーどうすんだろう。あーもうなんかお尻が自分のお尻じゃ無いみたいだ。
「みずきぃ~1人で立てないよお」
僕はガクガクの足を引きずって全裸のまま四つん這いで部屋に戻ると、ベッドは綺麗にシーツが替えられていた。
「となりシャワールームだから、シャワー浴びてきて。お尻に薬塗って寝よ」
ポロリと涙出てほおおっと息を吐く、僕はようやく今夜は開放された。今夜は。
まあ、でもきっと明日は2人とも動けない。
明後日帰れるのかも怪しい。
僕は水城とシャワー浴びて、その後、泥のように眠った。
翌日僕は、お腹とお尻と身体中が痛くて動けないし、水城はペニスが腫れてズボンがスレると悲鳴上げている。
ガマン出来ないって下着姿にエプロンして、がに股で過ごしてた。
あー、100年の恋も冷めるってこの事かーと思いつつ、ニヤけてスマホで写真撮る。
フフッ、フフフ、でっかくプリントして寝室に貼ってやる。僕の呪いを受け取るが良いのだ。
それでも廊下とバルコニーの掃除はしなくちゃまずい。
悲鳴が上がるたびに、ベッドから動けない僕はニヤリと笑っていた。
「フフフッ、ざまあみろ。種馬め、天罰だ」
こんなに環境のいいところで、思っていたこと少しも出来ない。
でもまああいつも懲りただろ。
「ひいい、ぎゃ、ああ、ぁぁぁ痛え痛えよ、くっそ~」
あー、いい声。
ざまあみろ!
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