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第6話 何するんだ ※R18
「じゃ、そのまま俺に尻向けろ」
「!?嫌だ」
「嫌じゃねー。ナツ、気持ち良いことだけ。なっ」
四つん這いのままくるりと後ろを向いた夏彦は、ちら、とこちらを見た。
「な、何するんだ」
「ん?んー……」
俺は答えずに夏彦のズボンのベルトをカチャカチャと外す。ベルトを引き抜いたらズボンのジッパーを下ろし、そのままパンツごと膝まで引き下ろした。
「なにするんだ!馬鹿!久世!」
起き上がろうとした夏彦の動きを腰を掴んで制止する。
俺は持参しておいたゴムを取り出してパッケージを破り、中指に装着した。
「な、なんだそれ」
「指用のコンドーム。指用だから破けにくいんだってさ。」
「!?」
カバンからローションを取り出して指に垂らし、ぬるぬると全体に引き伸ばした。
そのまま夏彦の尻の穴に指を少し入れる。
「ケツの穴……硬ってーな。力抜け」
「なっ……や、やめ、久世、嫌だ」
ぐっぐっと指を押し込むが、中がきつすぎて指先すらも全然入らない。
「ナツ、チンコ触んぞ」
「!?」
返事は聞かないで夏彦のチンコをタマごと揺すった。竿を扱いて勃ってきた亀頭をぐりぐりと撫でる。
「ぁっ……」
夏彦が反応したところをひたすら、同じ動きで責めてやる。
チンコの快感に集中して尻の力が緩んだところでぐぐ……と半分無理矢理指を押し込む。
「っし、……一本、半分ちょいだけど入ったぞ」
「っう、嘘だ」
「嘘じゃねーよ。指増やすか?」
「嫌だっ」
「はぁ?んでだよ。お前も気持ちよくなりてーだろ」
「好きだから……もっとゆっくりして」
「……!!」
煽ってんのか、コイツは!!
俺の中の何かを留めていたものがガシャンと崩れ落ちたような気がした。
「挿れる。ぜってー抱く」
俺は夏彦の腰を抱えた。
「!?無理だ、入らな」
「わかってる。流石にこのままじゃ入んね。それは俺もわかってる」
でも抱きたい。
「股貸せ。スマタ、知ってんだろ。脚閉じろ」
「久世っ」
俺は夏彦の太ももに勃起したチンコを擦り付けた。
ギュッと閉じられたそこに出し入れする。
夏彦のチンコと俺のチンコがぶつかって、擦れる。
「ぁっ、ぁっ、ん、ぅ」
夏彦が小さく喘ぐ。
パンパンと弾力のあるケツと俺の腰がぶつかり合う。
俺は動きながら夏彦のチンコを握って扱いた。
「ぁっ、もう出る、触るなっ……」
その声に出し入れしていたスピードを加速し、チンコを扱く手も早めた。
夏彦の身体がぶるっと強張ったのを見て、カリ首を引っ搔いてやる。
「ぁっ!!」
「っ、イく……」
俺と夏彦は殆ど同時に射精した。
ぐでんと力が抜けて尻だけ高く上げた状態になる夏彦の尻をすりと撫でるとびくびくと背中が波打った。
ずりずりと気だるげに上体を起こした夏彦は俺と向かい合う。
俺は夏彦の唇に自分の唇を押し付けた。
「ヨかったろ?」
「……うん」
俺から目を逸らした夏彦のまつ毛が涙で濡れる。
ポロリとこぼれた涙を俺はちゅっと吸い取った。
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