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第13話 するのか? ※R18
「それでも、駄目なもんは駄目だろ。ナツ、こっち見ろ。目合わせろ」
夏彦がぴたりと止まり、俺と視線を合わせた。
俺は夏彦を仰向けに寝かせる。
「脱げよ」
一瞬躊躇った夏彦が、ゆっくりと服を脱いでいく。
上も、下も。
「パンツも下ろせよ」
そう言った俺の言う通りに、寝ころんだままずりずりと一糸纏わぬ姿になっていく。
「ナツ、エライな」
「……するのか?」
褒めた俺に、夏彦が戸惑ったままの声で聞いてくる。
「今日は、お仕置き」
「!?」
「もう他の奴の前で脱がねーって誓え」
「着替えの時、」
「それ以外でだ」
「な、んで」
渋る夏彦におでことおでこを突き合わせる。
「あんな人前で、脱いで、濡れて、セックスでもした後みてーなお前他の奴に見られんの、嫌なの。なのにお前はそんなこと1ミリも考えてなかったんだもんな?」
「そんな風に見てるのはお前だけだ」
「俺だけじゃねー。他に女子もいる。男子もいる。お前、色気ねーくせにエロいんだよ」
「なッ……」
「だから今日は、もうしないってお前が言うまで、お仕置き。な?」
「……馬鹿みたいだ」
俺は隠し持っていた道具をチャリ、と音を立てて出した。
夏彦は何かされると悟ったのか、逃げ出そうとする。
俺は夏彦のチンコを優しく握った。
夏彦の身体がびくっと反応して大人しくなった。
「これ、貞操帯。勃てなくなんの。今日はこれ付けていっぱいシような」
俺は用意した貞操帯を夏彦のチンコに嵌めていく。タマを大きなリングに通して、竿も小さな貞操帯に収める。この貞操帯は竿の部分はリングが連なって、先っぽが格子状になっているステンレスタイプのものだ。かちりと鍵を閉めてポイッとその辺に鍵を投げ捨てる。
「た、勃てなく……そんな、嫌だ」
「お仕置きだっつってんだろ。嫌でもやる。足、広げて。ケツの穴広げて見せろ」
従順に足をM字に開いた夏彦が、尻たぶをゆっくりを広げ、俺に見せる。
「ナツ、エライな。そのまましてろよ」
俺は指にゴムを嵌め、ローションをたっぷり使って指を入れ慣らしていく。
3本指が入るようになったら、指先で夏彦のイイところを掠めた。
「ぁっ……」
小さく反応する夏彦を尻目に、いつものようにエネマグラを入れてやる。
前立腺を刺激して快感を得たい夏彦は、ひくひくと自分でケツを動かす。パクパクとうごく尻の穴が、エロくて煽情的だ。
「ぁ……ぅん……」
俺は外からエネマグラをゴリッと押した。
「う、あんっ!!」
自分の声にびっくりしたのか、目を見開いて信じられないという目で俺を見る夏彦。
「いつも通り感じてんじゃねーぞ」
俺の様子が普段と違うと感じたのか、ずりずりと上に夏彦が逃げる。
「ナツは、ケツも、乳首も大好きだよな」
そう言って俺はベッドサイドの引き出しからガチャガチャと取り出す。
ローター。バイブ付きのディルド。電マ。
俺は乳首用のローターを夏彦の乳首にポンプで吸い付かせる。乳首を覆う回転ブラシに夏彦は戸惑っているが、容赦なく電源を入れた。
ヴンッと音がして乳首を覆っていたブラシが回転しだした。
「あああっ!!」
びくんと夏彦が大きく跳ねる。夏彦は、普段から乳首が弱い。こんな感覚は初めてだったのだろう、仰向けのまま腕を上げてシーツをぎゅっと握りしめ、背中を反らした。
俺はエネマグラを夏彦の尻から抜き、ディルドを代わりに突っ込んだ。
「あっ……」
イイところに当たったのであろう箇所にグッとディルドを押し付け、そのままバイブのスイッチをオンにする。
「あえっ!あああ!いあ!あ!」
夏彦がのたうつ。
「あっ……おかし、だめ、なんで、勃てない、嫌だ」
そして自分の身体の異変に気付いた夏彦がぽろぽろと言葉をこぼす。
そう、夏彦は今貞操帯を付けている。いつもならどこを責められても勃起して、射精してセックスする。今日は勃起できないから快感の逃げ場などないのだ。
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