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第8話

  少年の朝は早かった。夜が開ける前から起き出して、小さな窓から外を眺めることから彼の一日が始まる。 そして、誰が教えたわけでもなく、彼は時間になったら彼のベッドに戻って、僕が彼の部屋の扉を開くのを待っていた。 「お早う」 そう僕が彼に呼び掛ければ、彼は躊躇もなく着ていた服を脱ぎ始める。 ソレは、彼がこの施設に来る前からずっと続いていた彼の日常だったらしい。 「……きょうはなにする?」 そう言って、彼は自ら自身を慰め始める。前を扱き、後ろをまさぐる。ハアハアと肩を揺らして快楽に浸る彼が、どうしても大量殺戮をした鬼神だとは思えなかった。 大きな黒曜石の瞳を濡らし、サラサラとした黒髪を揺らす。紅く染め上げる小さな身体を大きく震えさせると、彼は簡単に達していた。  

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