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第11話

  少年への哀れみ。 そう言う環境かにあった彼を可哀想だとは思うが、ソレとコレは違う。 ソレでも、彼の罪は消えることはない。 育った環境がそうだったとしても、あの現状は異質としか思えないくらい異常なモノで、誰もが彼を邪悪とする。 ソレくらい、大量殺戮が遂行された現場は悲惨で残酷だったのだ。 「では、昼食時に」 僕はソレだけを言い残し、彼の部屋から出て行く。彼はそんな僕の姿を眺めるだけで、何もしなかった。 ココにいるのが当然だと言う顔で、扉が開いてても逃げ出そうとはしないし、口答えも反抗もして来ない。 ただ、両親が与えた同じ日課を毎日ひたすら繰り返すだけだった。  

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