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第一章 第28話 *初夜***
****これから先、性的な表現を含みます。苦手な方は注意してください。
*R18要素あり。背後にご注意ください。
~~Sideエドガー~~
「待って。この日の為にレプスさんが作ってくれたんだ」
そういってアキトはバスローブを脱いだ。
「おおぉっ! すごい。レプスはいい仕事をするぜ!」
スケスケのシャツにうっすらと乳首が見えてる。めっちゃいい!
「うん。作ってくれたのはありがたいけど……お尻がスース―するんだよ」
アキトはそう言ってシャツを少しだけめくって俺らに背中をむけた。すると目の前にはTバックでぷりりんとした尻が見えて。
「うぉっ!! 」一気に血が一か所に集まり、俺が股間を抑える。
「ぐぅっ!! 」背後でクロードも呻いた。同じような格好になっちまったんだろう。
「……アキト。煽るんじゃねえっ。ひどくしちまうだろ!」
「へ? 別に煽ってるんじゃなくてレプスが上着しか作ってくれなかったんだ。急ぎすぎて時間が足らなかったのかな?」
「いや、これはその。初夜用だろう……多分。ヤリやすいように」
これはもう尻を撫でまわすしかないんじゃないか。レプスめ、給金を上乗せしてやらないといけないな。あいつにもっと閨の服を作らせようか。
「なあアキト。もし俺が王族でなくても伴侶になってくれたか?」
「当たり前だろ? エドガーこそ、こんな世間知らずの僕でいいのかい? もう返品はできないよ。ちゃんと責任取ってめいっぱい愛してくれ」
「ああ。言われるまでもない。いやというほど愛してやる! 」
一瞬だけ俺はクロードと目を合わせた。彼は黙って頷いてくれた。
……わかったよ。俺もアキトと伴侶を契るなら二人っきりで抱き合いたかった。
ありがとうクロード。きっちりと見届けてくれ。
「アキト。愛してる……」
俺は寝着を脱ぎ捨て、アキトを引き寄せた。薄い上着越しにアキトの柔らかい肌を感じる。
ちゅっちゅと軽くリップ音を鳴らしながら僕の頬や目じり、鼻の頭にキスを降らす。
耳たぶを舐めたときに、くすぐったかったのかアキトが身ををねじると、片手でがっちり腰を掴み、もう片方の手で尻の双丘を撫でまわした。逃がしやしねえ。
「ん……。ふっ」
鼻から抜けるような甘い声が出て思わずアキトは口を押える。
「声聞かせろよ……そんないい声隠さないでくれ」
口をふさいでた手をとり、代わりに口づけをしてやる。下唇を吸われ反動で軽く口をあけると俺の舌をすかさず入れこんだ。
歯列をなぞり、舌を絡めるとアキトの体から力が抜ける。可愛い。ポウッとして顔で俺を見つめてくる。脱力したその身体をそっとベットに横たえると、うなじから鎖骨に舌を滑らせた。アキトの体がぴくぴくと動く。
「あっ。。」
薄いシャツの上から胸の飾りに歯を立ててみた。そのまま吸いつき、舌で転がしてみる。
「ふっ。。うん」
ダイレクトではなくじっとりとした刺激が与えられるはず、もどかしさに腰が揺れはじめたようだ。
「ん?刺激が足りにゃいか?」
咥えたまま話しかけてやる。俺の声の振動で更に感じるだろ?
「そのまましやべんないで!」
くっく。と笑いながらぺちやぺちやと濡れた音が響く。
「いじわるっ!」
「悪い。なんかいじめたくなっちまったんだ」
「あぅっ」
俺の指を後蕾にプツリと差し込み、ゆっくりと周りをほぐすようにぐるぐると掻き回していく。
もう片方の手がアキトの腹をさする。筋肉は少ないが無駄な肉がない引き締まった身体だ。
アキトの雄はすでにたちあがり先走りで濡れていた。
すでにシャツは脱げ落ち身に着けてるものは何一つない。Tバックのひもをはずしながら嬉しくなって更に恥ずかしがることを言う。
「……感じてくれてるんだな?」
「っるさい。言うなよ。恥ずかしいから」
「恥ずかしくなんかないさ。今からもっとすごいことするんだぜ」
ドキンっと僕の鼓動が大きくなった。
「シテ。もっとすごいこと……」
アキトはは俺に見せつけるように大きく股をひろげた。
「っ!! だからっ煽るなって!」
「くそっ! 」
膝裏を抱え、アキトの胸につくほど折り曲げると、現れた後蕾に俺はむしゃぶりついた。
「あぁあ!……やぁっ」
舌を抜き差ししながら指も滑り込ませ1本、2本と増やしていく。
「……ココだろ? 」
グリリッとしこりの部分を押して刺激してやる。
「ひっ!あっ……やっ……ぁあ」
「もっと……声聞かせてくれ」
俺はアキトの雄をすりあげながら先端に歯を当てた。
「やっ!ぁあっ!あぁあ」
もう片方の手は後蕾をほぐし続けている。
「イヤじゃねえだろ。こんなに喜んでピクピクしてんじゃねえか」
「バカエドガー!言うなよ!」
「なんでだ?可愛いぜ。白い肌がうっすらとピンクがかって、それだけでもそそるのに、ココは俺の指をきゅうきゅう締め付けてくる。堪んねえな」
3本の指をバラバラに動かしながら感じる部分を攻めたて続ける。
「あっはぁ。もっ。。エドっ!ぁあエドガーっ!イヤだ、指だけでいかされるなんて。今日はエドガーのモノでいきたい」
「へへっ。俺も限界っ」
俺はそう言うと指を引き抜き己をあてがった。
「行くぜ」
「きて!ぁあああっ!!ぁんっ!!」
「くっ! ぁあ。すげえ締め付けてくる。いいぜ。はっ。はぁ」
ゆっくりと腰をグラインドしながら、奥へと進めていく動きに合わせて喘ぎ声が大きくなる。
「はっ‥‥‥ぁあっはんっ‥‥‥ぁぁあああっ!あぅうっ」
「確か。。ココだろ?んんっ!」
俺は腰を動かしながらピンポイントで攻めてみた。
「あんっ!ぁあっ!だめっそこっ!ぁああっダメだっ!」
「はっ!はっ!ダメじゃねえだろ?ほらっほらっ!」
じゅぶじゅぶっと濡れた音が早くなっていく。
「くっ!ぁあっ‥‥‥はぅ!いっ!いい。ぁあ。いっ‥‥‥」
「いいか? いいんだな! ほらっもっとだ!もっと!」
パンッパンッとぶつかりあう音が激しくなっていく。
「ぁう!‥‥‥っ!はぁあんっ!‥‥‥ばかっ‥‥‥あぁああ!」
「はっ‥‥‥くそっ‥‥‥あぁ、もぅもたない‥‥‥」
「エド‥‥‥もっ‥‥‥イクッ‥‥‥イッちゃう」
「あぁ。俺も‥‥‥んんんっ!!!」
「あああぁあっ!!」
ドクンドクンと身体の奥から熱いもので満たされていく。あぁ。魔力が満ち溢れる。
アキトの中に放った精がアキトを通じて、俺の中で魔力の糧になっていくのがわかる。
熱くて活力がみなぎる力だ。
「はぁ‥‥‥はぁ‥‥‥エドガー。好きだ」
「アキトっ!もっと言ってくれ!」
「ふふ。エドガー好きだよ。僕のモノだ」
「ああっ。俺は今日からお前のものだ!」
「おめでとう。これで二人は伴侶となりえた。しかと見届けた」
クロードが静かに口を開いた。
そうだ。クロードは見届け人だった。行為に夢中になってみられたのを忘れていた。
それに、黙って見続けるのはつらかったと思う。
「僕クロードにも抱かれたい」
アキトがぽつりと囁いた。
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