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第一章 第28話 *初夜***-2
****これから先、性的な表現を含みます。苦手な方は注意してください。
*R18要素あり。背後にご注意ください。
~~Sideクロード~~
「クロ‥‥‥。傍に来て」
エドガーがそっとアキトから離れた。
「アキトお疲れ様。どこか痛いところとはないですか?」
優しくアキトの頭を撫でる。私の手で触られると気持ちがいいのかうっとりとした顔をする。ああ。なんて妖艶なんだ。
「ううん。僕はないよ。でもクロは痛いでしょ?」
「わたしが?」
そういうと僕はクロードの雄を掴んだ。そこはすでに固く張り詰めていた。
「っ!! アキト!!!」
「ビンビンに勃ってて痛そう」
「くっ‥‥‥」
「クロ。今日は正式な儀式の上での初夜なんでしょ?僕はエドガーとクロードの二人と婚姻を契ったんだから。クロともシたいんだ」
「アキトっ! 身体は? いいのですか? 無理はないのですか?」
「ふふ。ないよ。だっていつも3人でしてるじゃない」
「それはそうですが。今日はエドガーと。王族と儀式を交わす夜ですし‥‥‥」
「そんなの僕には関係ないよ。ただ、ちゃんと魔法契約の後にエドガーと二人だけで愛し合っておきたかったんだ。クロードの時もそうだったからね。そういうので差はつけたくないんだ。僕は2人の伴侶だろ? 愛したい気持ちに嘘はつけない。僕は僕のしたいことをする。」
「まったく。アキトはここぞというときは誰よりも漢 らしい」
「だからクロも僕を抱いて。それで僕の中では契約が完了するんだ」
「クロード。今度は俺が見届け人になってやるよ。貸しひとつだからな」
「エドガーに貸しを作る気はないのですが‥‥‥わかりました。お願いします」
「クロ。キスして‥‥‥」
ちゅっとついばむキスから徐々に舌を絡ませ激しいキスへと変わる。
髪に指を絡め引き寄せ、逃さないとばかりにアキトの口内を蹂躙する。
「ふっ‥‥‥うんんっ‥‥‥っ‥‥‥んん」
片方の手が頬を撫で肩に降り、アキトの胸の飾りをつまみ上げた。
「ひっ! ‥‥‥ふっ!っ!んんっ!」
「エドガーに愛されたせいかほんのり赤く色づいてますね?」
少しばかりの嫉妬からか、そのままカリリッと乳首に歯を立てる。
「くぅっ! あんっ。クロ!」
「わたしにも嫉妬という感情があったのだと思い知らされますよ」
「クロ。優しくして。舐めて」
「アキト。すみません。つい」
今度は舌で円を描くように舐めまわす。舌先でつつき、軽く押しつぶしてやる。
「あんっ!それ!‥‥‥いいっ」
「くす。アキト。可愛い」
舌で転がさし、吸いつき、舐めまわしているうちにアキトの雄がまた熱く立ち上がってくる。
「クロ。下も触って可愛がって‥‥‥恥ずかしいけど、思いっきり甘えたいんだ」
「ええ。仰せの通りに。」
ぱくっと雄を咥えると、一気にじゅぼじゅぼと口淫おする。
「はんっぁああっ!クロっ。クロっ!やっ‥‥‥はげしっ」
鈴口に舌を差し込み、吸い上げてやると甘い声が悲鳴にかわる。
「ひぃっ!!ぁあ‥‥‥ぐぅ‥‥‥」
その下の2つの袋をやわやわと揉み解き、まだ柔らかい後蕾に指を抜き差しする。
「あぁああっ!!」
びくんっ!と身体が弓なりにしなるとアキトは私の口に吐精した。
ごくりと飲み干すと、口いっぱいに甘い味が広がる。私は満足げに微んだ。
「はぁ。美味い。エドガーに愛されたせいか少し薄いですがアキトの身体はどこも甘くて美味です」
「もっ。やぁ!薄いとか言うなぁ」
「ふふ。恥ずかしがる貴方も素敵です」
ちゅっと目尻にキスを落とし、あやすように背中を撫でる。
「はうっ!」
余韻が残る身体がぴくぴくと痙攣する。
「後ろもまだやわらかいですね。私の指をきゅうきゅう締め付けてきて可愛いです。可愛すぎて壊してしまいそうで怖いぐらいです」
「ばか‥‥‥でも、クロにならなにされてもいいよ」
「っ!煽らないで下さいっ!!」
堪らず、ズン! と挿入すると、仰反るアキトの腕を掴み抱き起こす。
「アキト、ぁあ。可愛い。貴方の良いところを突いてあげましょうね」
私の上に乗り上げる格好にさせると、体の重みで更に私の雄を後蕾が飲み込んでいく。
「あっ!あっ。コレ深っ。。ぁあ!」
「ここですよね?ここ!!」
ズン! ズン! と腰を使って下から突き上げると、アキトの喘ぎ声が大きくなる。
「はんっ!ぁあん!あん!!そこっ!いい!」
腰を掴まれ上下に揺さぶられ堪らないようで、アキトが喘ぎ続ける。アキトの身体の隅々まで私は知りつくしている。どこをどうすればアキトが感じるかなどすべてお見通しだ。
「ぁん。クロ。キスし‥‥‥たい。…‥‥はんんっ」
アキトの声に動きを止め。ちゅっちゅと口づけを交わす。
「ぅん‥‥‥んんっ‥‥‥ぎゅっとして」
ギュッと抱きしめられ、抱きしめ返す。愛しい。私を求めてくれているのだ。それだけで歓喜でいっぱいになる。
「ぁあ。クロードに抱きしめられると……安心する」
無意識なのか、私の胸にスリスリとすり寄ってくる。
「‥‥‥アキト。こんな可愛いねだりかたをして私の箍 がはずれたらどうするんですか?」
これは困ったなと思いながらキスをする。抱きつぶしてしまいそうだ。繋がったまま舌を絡め口内をる。私の手が腰をなぞるときゅっとアキトの後蕾が締まった。
「っ‥‥‥ぁあ私を欲しがってくれてるんですね? 動いてもいいですか?」
「うん。動いて。でも顔見ながら‥‥‥シたい‥‥‥」
「うっ。可愛いっ!」
思わず、ガバっと押し倒すとアキトの片足の膝裏を掴み、肩にかける。押し広げられた後蕾にすかさず激しく打ち付けた。パンパンパンッと激しい音が鳴り響き、衝撃でベットの上にずり上がる。
「アキトッ アキトッ‥‥‥愛してる」
自然と甘い声がでた。自分の声なのに違う声に聞こえる。それくらい甘い声でアキトの耳元を犯すように囁いた。
「っ! そんなに‥‥‥きゅうきゅう締めて。気持ちいいですか?」
「やっ‥‥‥聞くなぁ。そんな‥‥‥ぁああっつ」
アキトの蠕動の動きが早くなり私は一気に駆け上った。同時にアキトも高みに登ったようだ。
「んぁっ‥‥‥イク‥‥‥イッちゃうっ‥‥‥あぁあああ!」
「‥‥‥くっ!!‥‥‥」
ぶるっと体を震わせてアキトの中に熱い飛沫を打ち込んだ。
「はぁ‥‥‥はぁ‥‥‥クロ……僕……」
アキトの唇が動くのを読み、自分の口元が緩むのが分かった。
「ええ。わかりました。おやすみなさい」
ちゅっと音を立てて口づけると、すぅすぅと寝息を立て始めた。
「今日は緊張されていたし、少し無理をさせてしまいましたか」
このまま湯船に連れて行き、後始末をいたしましょうか。それとももう少しこのまま余韻を楽しみましょうか……。
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