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第一章 第33話 *清めの交わり***-1

***これから先、性的な表現を含みます。苦手な方は注意してください。 *R18要素あり。背後にご注意ください。  「気持ち悪い……。クロ綺麗にして」 「かしこまりました」  クロードはアキトを抱えたまま浴室に向かった。 「汚れてるんだ……あちこち舐められて……ゾッとして……気持ち悪すぎて」  辛そうにとぎれとぎれにアキトは言葉を吐き出していた。 「アキトは汚くなんてありません!とても美しいです。今綺麗にしますからね」  クロードは黙って隅々までアキトの身体を洗って行った。 「さあ湯船に一度つかりましょう」  アキトはクロードの首に腕を回し離れようとしない。  優しく背中を撫で抱きかかえたまま肩までつかる。  アキトの身体が小刻みに震えていた。目はうつろで視点があっていない。 「寒いですか?」 「違う……違うんだ。悔しくて……。怖かったんだ。無理やり舐めまわされて。僕。反撃できなくて。なんで攻撃魔法が使えないんだろう。くそ!!くそ!!こんなのっ。こんな魔女なんていらないっ」 「アキトッ。アキトッ。しっかりしてください!」  クロードにきつく抱きしめられ、涙がぽろぽろとこぼれた。 「私にはアキトがすべてなのです。貴方が必要なのです。だからご自分の事を卑下なさらないで下さい。私の命も存在もすべて貴方の物です。だから今は思う存分泣いてください。心のうちに溜めないで全部吐き出してください」  耳元で囁くクロードの声がダイレクトに脳内に響く。甘い低音のこの声が僕は好きだ。 「 ……クロ!クロード!傍にいてっ。僕を。僕を一人にしないで」 「しません。何があっても私は貴方の傍に居ます」 「僕っ。僕汚れちゃった?感触が抜けないんだ。アイツが舐め……」  すかさずクロードはアキトに口づけた。舌を絡め歯列をなぞり舌裏に刺激を与えた。  「ふんっ……んん……っ」 「わたしの舌で清めて差し上げましょう。何も考えられないくらいの快感と共に」  少しのぼせてぐったりしたアキトを抱え、水気を魔法で吹き飛ばすと寝室へと急いだ。 「大丈夫ですか? 身体はつらくありませんか?」 「ん……だい……じょうぶ」  「愛してます。アキト」  優しく髪にキスを落とし、額に頬に鼻に唇にうなじへとゆっくりとキスを降らし鎖骨に舌を這わせる。 「ぁ……クロっ。ん……」  甘い声がアキトの口元からこぼれだした。 「この白い肌に吸い付いていいのは貴方の伴侶だけ」  ちゅっと音をたて跡を残す。わき腹をさすり腰から臀部をゆっくり撫でる。  胸に舌を這わせたときにアキトの身体がビクッとこわばった。 「……そこ……舐められた」 「ちっ!やはりアイツは消せばよかった……。ではここは念入りにしましょうね。アキト。今ココを舐めてるのは私です。クロード・レオ・パルドスです。この感触は私の舌です。知ってましたか?ココをこう吸って軽く歯を立てると薄いピンクが濃いピンクに変わっていくのですよ」 「はんっ……ぁんっ……クロっ」  舌の上で転がして強く吸い付いてはちろちろと舐める。その間に片手でアキトの雄を扱いてやり、もう片方の手は後蕾周辺を刺激する。 「やんっ……んぁあっ……んっ……そんなにしたら……」  アキトの腰が自然と揺れだす。  へそのあたりまで降りると、へその中心に舌先を入れ舐めまわした。 「くすっ。ぁんっくすぐったい……んぁあんっ」 「アキト。貴方の身体はどこもかしこも甘くて私にはごちそうなのですよ」  そのままアキトの雄をぱくりと加える。 「んぁああっ。クロ!ぁん。そんなっ……だめそこっ」  じゅぼじゅぼと音をたてながら強く吸われあっけなく達してしまう。 「ぁあああっ!!!!」  ゴクリと飲み干すとクロードは満足げにほほ笑む。

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