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第11話◇霧島蓮③

 蓮は、春季のアナルを丁寧に解しはじめた。  ローションは、この日のために用意しておいたものだ。慎ましい春季のピンク色のアナルが、少し綻んできた。そっと、中指の先を潜り込ませる。 「あんっ♡」  春季の可愛い喘ぎ声に、痛みを感じている気配がなくて蓮はホッとする。ゆっくり抜き挿しして様子をみながら、徐々に奥に進んでいく。 「はぅん♡ あっ♡ はっ♡」  蓮の指を、キュウキュウと締め付けてくる温かい内壁に、蓮の下半身も期待から大きく膨らんできていた。  蓮は下衣を脱ぎ捨てると、春季がそれを見て目をハートにしていた。 「おっきい♡」  春季の熱い視線と言葉に、ズクンと蓮のペニスが脈打つ。鈴口からタラリとヨダレを垂らして、早く春季のナカを味わいたいと訴えてくる。蓮はグッと我慢して、春季のアナルに、二本目の指を挿入する。慎重に探りながら、ナカで指を動かしていく。 「はぅん♡ ぁあん♡ ひぅ♡」  腹側を押し込むように探っていくと、コリッとした感触を見つけた。同時に、春季が甲高い声をあげる。 「あぁん! ああっ♡ ソコ、やぁん♡」 「イヤじゃなくて、気持ちいい、だろ?」 「きもちいぃ♡ れん♡ きもちいーのっ♡」 「ホント可愛い……春季」 「んん♡」  蓮は、春季の口腔を舌で犯しながら、アナルも二本の指で前立腺をいじめてやる。身体をくねらせるようにしてくる春季のちんこは触れていないのに、また勃ちあがってきている。蓮の腹筋に無意識に擦り付ける仕草がエロい。  綻んだアナルから指を抜くと、ウットリとした春季を灼け付くような視線で見つめて、蓮は欲を孕んだ低い声でたずねた。 「春季……そろそろ、いいか?」 「……うん、きて」  手早くゴムを着けると、ローションを纏い、長大なペニスの先端を春季の後孔に擦り付ける。緊張からか、少し身体が強ばった春季に、優しくキスをして、先端を潜り込ませる。 「───っ!」 「春季、ゆっくり息をして。そう、いい子」 「くぅ、うぅ……」  蓮の大きさに、苦しそうにしている春季を宥めながら、少しずつ奥へと挿入っていく。  蓮は、キュウキュウと締め付けられる気持ち良さに、一気に進みたいのを抑えていた。  ポタリと、蓮の汗が春季のほのかに赤く染まった肌に落ちる。ある一点を通過した時だった。 「あぁん♡」  春季が明らかに悦い声で啼いた。蓮は重点的にソコを責めると、狭かった内壁がうねるように欲棒に絡みついてくる。あまりの悦さに、蓮は一気に春季の最奥まで突き入れた。 「ひうっ」 「ハァッ。全部入ったぞ。すげぇ気持ちいい」 「ホント? うれしい……れん……れん♡」 「可愛いな、春季」  春季の顔中に、キスの雨を降らせる。滲む涙を舐め取り、深く口付けを交わした。首にまわされた、春季の腕が愛しい。  ゆるゆると腰を動かし始めた蓮に、春季の後孔はキュウキュウと吸い付いてくる。 「あ……はぁん♡ んっ♡ んっ♡」 「春季、ココも可愛がってやる」 「ひぃん♡」  春季のちんこの先端を親指で弄ると可愛く啼いた。蓮は、自分の手で艶やかに乱れる春季に酷く興奮して、剛直を最奥に突き立てる。濡れた目で蓮を見つめる春季を恍惚として見返した。  限界が近い。まだ、後ろだけではイケないだろう春季のちんこを激しく扱きながら、ちくびも弄ってやる。 「あっ♡ あっ♡ いくいくっ♡ くぅーん♡」 「クッ! 春季!」  春季のちんこから白濁が飛び散る。蓮の陰茎をしゃぶりつくようにうねる内壁に、堪らず蓮は春季の細い腰を鷲掴みにすると、激しく肌を打ち付けた。 「ひっ♡ あぅ♡ ああああ♡」 「─────グッ!」  蓮のペニスがひときわ大きくなると、ゴム越しに春季のナカで大量に吐精した。二人の荒い息と、精の匂いが寝室に淫靡な気配を漂わせていた。 「……春季」 「ん、蓮」  二人は互いの汗ばんだ肌に手を這わせると、再び甘い行為へと没頭していく。  もちろん蓮は、ちくび育成も忘れずに念入りにしたのだった。            

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