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第9話 魔王の心の行方

 魔王は温かいベッドで体温を感じながら起きると、リアムの手が巻き付いていた 蜂蜜の香りを、肺いっぱいに感じると、どかそうと身じろぐが、身動きができない さらに、きゅっと腕の力が、加わる 起きたかと不安になり顔をのぞき込むと、どうやら寝ているようだった どぎまぎしながら、昨日の事を考える、魔王は初めて寂しさを感じずに眠れたことを思い出す いつもうら寂しくなっているのをごまかしながら生きてきた 勇者が、「魔王」と呼ぶたびに胸がきゅっとなる (俺は一体何がしたいんだ……。あいつの名前を呼ぶなんて)でも、計り知れない気持ちよさを感じる 俺を見てほほ笑むあいつが、あんなに怖かったのに……それを、心地よくさえ、感じる 思わず、真名を言いそうになる でも、きっと今、あいつは攻略できないゲームみたいに、楽しんでるだけで俺にどうせ飽きるだろう…… 誰かに期待できないのは、俺が一番わかっていることだ。 難しいことを考えて、胃液がのどまでせりあがってきそうだった リアムの体温を離したくないと思ってしまうのは……俺がおかしくなっているのか 支配はイヤなのにリアムの声は優しく頭を溶かす 「起きたの?魔王」とリアムは話しかけてくる まるで甘い甘いキャラメルのよう男だが ほだされてはだめだ また一人ぼっちになるのはもう嫌だと幼い時の記憶の心が叫んでいるんだ                      *                      *                      * 「起きたの?魔王」というと、びっくりしたような、どこか悲しそうな顔をしている 魔王が、そんな顔をしながら、でも私の顔をしっかりとみるようになったことに心がたまるかのように 充実した感情が生まれる 魔王はどうやら、昨日の事をグールグールと考えてころころと表情が変わる 右の目の下にキスをすると 「やめろょ」と気まずそうに言う そして、魔王の頭を抱えながら撫でる (あぁ、あともう少しで私のところに落ちてくる、、、早く私のそばに来てと心の中で叫ぶ) あともう一押しが必要ですねと魔王の胸をゆるゆると触る 「今日はゆっくりと過ごしましょう……私がずっとそばにいってあげます」と首を舐めながら囁く 「なら、手を止めろ。おかしいだろ、潰すな やめろ」と抵抗をするので乳首をガリっと噛む 「ヒっ」と言いながらもっもっとと胸を押し上げてくる来ることに魔王は気づいてないのがカワイイ 「気持ちいい?胸突き出してるよ」という なんだか、前世の時の気持ちに戻っているようだった 「ちが、違う やめろ、」という魔王が愛しくて愛しくてたまらない 舐めたり、こりこりしたり、技と音を出しながら吸ってみたりした 「やぁっ、やめろ……んっく」という前が主張しだす そういえば、魔王の服をもっと用意しなくちゃ、いっぱいこれから自分と住むなら必要ですから 「やぁっ、リアム」 「リアムやめろ胸ではいきたくない……やめろ」といいながら私の髪の毛をひっぱる なんてかわいい引っ張る手さえも美しい 「大丈夫、もっと感じて、私と一緒にどんどんやらしくなりましょうね……」と囁く 「りあ、、むのバカ ぢね」とい言いながら出す あぁ、美しいぼくの愛しい人に「淫乱ですね」というとショックな顔をしながら顔が赤くなっている 「そんなあなたといられるのは私だけ……そんなあなたも好きですよ」と今日も魔王に愛の言葉を囁く

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