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翔×匠※嘔吐表現あり(濡れ場なし微えろ)
吐きたいのに吐けない。
すぐそこまで出かかってるのに出てくる気配のないそれに腹が立つ。苦しい。
自分で指を突っ込んで吐く勇気もないのに便器に顔を突っ込んで吐き出されるのをずっと待っている。
会社のトイレを10分以上も独占して俺は何をしているんだろう。
コンコンと響くノックの音に身体が震えて声が上擦る。
「はい…っ」
「匠 ?LINE見たけど気持ち悪いって大丈夫?」
鍵をまわして翔 を中へ連れ込む。
狭い個室の中で抱きついて翔の唇に触れて舌を絡めると困惑した様子で俺を離して顔を見た。
「ちょ、っと…、匠どうした?」
「気持ち悪い、吐きたい…でも自分じゃ吐けなくて苦しい…っ」
こんなことを恋人に言ったって困らせるだけだって分かってる。
俺だって吐きたいなんて言われても勝手に吐けよとしか思わないし、だからなんだって話にしかならない。
でもその指でなんとかしてほしいと思ってしまう。
「…俺が吐かせてあげればいい?」
自分が望んでいた通りの、それでも思いがけない言葉に翔の顔を見ると座るように促されて言われるがまま便座に手をかける。
――あぁもう本当、気持ち悪い。
「ちゃんと奥まで滑るようにしっかり俺の指舐めて。じゃなきゃ匠が痛いよ?」
「ん、…ぅ…」
指を舐める水音だけが個室に響いて翔の指が濡れていく。
指を舐めているだけ。
ただそれだけなのに何故かひどく興奮して下半身が膨張して痛い。
「は、顔えっろ。気持ち悪いんじゃなかったの?ほら、」
喉の奥に遠慮なく指が突っ込まれて胃が持ち上がるような感覚。
「うっ、ぇ…っ」
嘔吐いているのに出てこなくて、かわりに涙と唾液が出てきて翔の顔を見上げる。
「もう一回してみよっか。ちゃんと吐けないと苦しいもんね。」
優しい声とは裏腹に容赦なく喉奥へ指を突っ込んで、さっきよりも唾液が増えて口の端を伝う。
気持ち悪さが増して腹が痛い、って言うよりもシンプルな不快感で冷や汗が出てくる。
翔の指が舌の奥の方に触れて、込み上げてきたそれをびちゃびちゃと便器の中へぶちまけると翔が水を流して俺の顔を覗く。
「吐けてよかったね、すっきりした?」
まだもう少し。吐き足りない。まだ。もっと奥の方を触られたい。
「翔もう一回、あと少し、」
「結構吐いたけどまだ吐くの?いいけど。ほら口開けて。」
奥にいれられる指が不快なはずなのに、それを受け入れてぴちゃぴちゃと音を立てる。
一度吐いてるのに何故かすっきりしなくて、このままじゃ仕事に戻ることもできない。
「…っ、ん、ぐ…ぇっ」
アヒルみたいな汚い声が出たあと少しの嘔吐物と少しの胃液が出て、便器の中の水が揺れる。
「あは、どっちもすっきりしてよかったね。」
そう言って笑う翔の言葉の意味が分からずにいると翔のしなやかで細い、少し湿った人差し指が俺の下半身を指した。
濃いネイビーのスラックスの股部分が更に濃く濡れていて言葉の意味を察する。
「匠こっち向いて。またいつでも手伝ってあげるね?」
そう言いながら俺の口の端から垂れた唾液を指ですくって、翔の持つ綺麗な白のハンカチを汚した。
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