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第7話 蓮のおねだり

家に帰ると、ベッドに運ぶ  風見さんは今からでも、すぐにやってほしいとねだる顔でいるが、 「雑菌が入ったら大変ですから、二週間はお預けです」 「別にいい。俺頑張ったのに……。」とどこか痛みで幼くなっている組長に 「我慢できたらいっぱい、奥やってあげますから……。いつも入れないもっと先に」と言いながらあやす 「今日はいっぱいキスして寝ましょう」と言うと 「子ども扱いするな」といいながら、つかれたのかうつらうつらとして眠りに入る おでこにキスをしながら、俺だって我慢しているんですからと静かにもらす                         *                       *                       * 「蓮、もういいだろう」と不機嫌そうに起きる風見さんの眉しわが寄っている 「ダメです。昨日入れたばかりでしょ。スマホで調べても、二週間は辞めといたほうがいいって書いてありました」 「決まってないとも書いてあったぞ」とイライラしながら腕を組む組長はかわいい 「ダメです。俺だけならいいですけど、風見さんが痛い思いをするのはイヤです」と答えると 「俺がいいって言ってるんだ」と頭をがっこんと叩いてくる 「そうだ、風見さん俺やりたいことがあるんです。俺にもご褒美頂戴」と耳元に口を当てて言う 「変態……。」 「変態じゃないです。かわいい組長が見たいんです」 「そういうときだけ、組長っていうな、おねだりするときだけ言いやがって」 「だって組長は、俺のお願い好きでしょ」と頭をねだってキスをする *風見視点* 風見に言われたおねだりは二週間触れるだけで、入れないポリネシアンセックスというらしい でも、よく調べたらこれは五日間だと書かれていた。二週間もやるものじゃない……。 もっと、その先も知りたいじゃないですかという蓮に頭を抱える 「あのバカは、本当に変態なんじゃないか?」とうなっていると 後ろから手を回される 「早くやりましょう、風見さんの溶けてる顔が見たい」と恥ずかしげもなく言ってくる男にため息が出そうになる 「お互い裸になるみたいです。」と俺の服を器用に脱がせていく (本当はわかっているんだ、なんで蓮がこんなことを言い始めたのか、俺に無理をさせないために考えたことだと、寂しがりやな俺を、満たすために……。) 「なんか俺たちでやると色気ないっすね」と蓮は見つめてくるそのぎらぎらとした目に俺は逃げられない (たぶん、きっとそうだ……。そうなのか?) キャンドルに火をともしながらお揃いに入れた蓮の花が、揺れる 「俺、風見さんが好きです。大好きです風見さんは?」と笑いかける蓮の顔が温かい 「まぁ、」と答える俺に 「ちゃんとやってください、俺へのご褒美ですよ」と怒られる 「嫌いじゃねぇ、嫌いだったらそばにおかない」と素直じゃない言葉が漏れる それだけで、嬉しそうな蓮を抱きしめて、繋がりたいが、ダメだと蓮は、顔を横に振る 「もっと楽しみましょう」というと泣きたくなるほどなぜか嬉しかったんだ それからはずっお蓮がいかに、俺のことが好きか演説を聞いているようになりやっぱりムードがないと 思い、キスをせがむが、 「明日です。明日いっぱいやりましょう」と言われ、寝かしつけるようにベッドに倒すと布団をかけられ中に、 「キャンドル……」というと 「俺が、片づけときますから寝てください、風見さん」というといつのまにか寝ていた俺は翌朝いつになく不眠症気味の俺がよく寝れて肌つやがようくなっていた気がする しのぎをやる時も、なんだかすっきりとした頭で、心は満たされていた                        *                        *                        * 二日目 「風見さんキスをしましょう。あぁでもエロいのは禁止です」と言いながらこめかみにキスをしてくる 「なぁ、もうやらないか」というとまだ二日目ですよと笑う 俺を、抱きしめながら、今日楽しかったことや、どんなところの組長がカッコよかったかと褒める俺に 殺す気かと思っていると、風見さんは?といわれ恥ずかしさで、何も答えられず頭をグリグリと押し付ける あぁ、蓮のにおいが好きだとクンクンと気づかれないように嗅ぐ 「本当に、風見さんは俺のこと好きですよね」という肌の感覚が触れ合うだけでものたりない腰の近くに入れた墨に触れないように抱きしめあう                         *                          *                         * あからさまにイライラしているという顔をすると「ダメですよ、まだ」と言われて頭を叩く まだ三日目だ、あと、十一日もまてない 「蓮、二週間っていたら別れるぞ」といったら、笑いながらキスをして 「わかりました。正しくやりましょうそれに俺も待てそうにない」と五日コースになったから、粘り勝ちだ 「今日は深いキスしていいんだろう!」とバカの答えを持たずに舌を入れる クチュクチュと音を鳴らしながら、唾液を混ぜる 舌の、絡み方に集中してムズムズし始めようとするときくと口を離される 「もっと……」と素直にもれだっすこえの気づかないほど俺は溺れていた 角度を変えながら、舌が熱を持ちそうになるとやめられてしまう 「風見さん、綺麗です」という声に当たり前だろうと思う俺は愛されている                          *                          *                          * 四日目 やっともらえた確実な刺激に喜ぶ、下をパンツの上から優しく刺激される 「いいから、早く直接……」普段なら言わないことも焦らされすぎて、素直に出てしまう 「風見さんの初めての顔みました。好きですと」言いながら直接触られると体が喜んで跳ねる 「いっしょに」と言いながら蓮のナニとこすり合わせる 上下に一緒にしごかれると、それだけで達してしまった 笑いあいながら目を見つめあい深いキスをする 後ろに無意識に自分で蕾を開かせようとすると 「かわいいですけど、ダメです」と言われまた静止させられる  熱が逃げそうもない……   

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