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第9話 愛の囁き~君が聞いてなくても~
あちゅい、もう何分ぐらいこのままなんだろう?蓮に動いてお願いって言っても
「大丈夫ですよ、もっと気持ちよくなれますからね……気持ちいいですね」と温かい甘さを感じながら脳を溶かす おねが……いという横で、
「愛してます。風見さん俺だけの風見さんでいて……俺意外、見ないで」と脳に刷り込むように音を出してくる
「うん、うんだか……ら」というと
「いい子、よく我慢できましたよね」と囁かれた瞬間バチバチと火花が散った
「ふぁ……?? 」
「動かないで、イケましたね」というと、何が起こしたのか理解した俺は、頭がポヤポヤとする
「風見さん、本当にやりますか ?」と辞める気がないような獣のような目で見てくる
「やくそく……」と、胸をとんと押す
「クスッ、よくばりだね」と囁くと、やっと動き出す
ベッドがギシギシと、揺れる
「っつ……ふっ、いきゅ……いっ」といいながら、肩をつかむ
出てないのに、どんどんあまい振動が進む
もっと奥に行こうと、トントンとノックをされるたびに、コリコリとしこりが押される
「きもちぃ、やめにゃいで……」
「もうやめられるわけないでしょ―――俺を風見さんの奥に入れて……」と結腸の近くの壁を撫でる
ぽこって聞こえた瞬間
「へっ、アッ、あああ」と言葉にならない声を漏らす
「風見さん俺を見て」と何か蓮が言ってるけど聞こえない
気もちいのか何なのかわからないくらい、熱をもつ俺はもう出ないというほどに白く出す
「まっああああ」
「待ったないですよ……何回もチャンス挙げたのに」というと
「ううううんあぁああ」と鳴き声を出す
いってる何回もいてるのに次から次へと快感が押し寄せてくるもう無理と、力のない手でしがみつくと
おでこにキスされ
「もう少しですから、頑張って……」と言われる。
どうやら蓮も余裕がなかったのだということを感じれてほほ笑む
「かわいい」といいながら優しいキスを続ける。でもそれとは裏腹に腰を奥へ奥へと押し進める
「あぁあああ」と口から垂れる雫さえも美しくいと感じているようなつややかな目で見る蓮は、
その雫を舐めて、キスをする
「一緒に、イきましょうね」とい声がかすかに消えると、
ぬぽぬぽと音が激しくなる
「あぁああ」
それからこぽこぽと注がれる蓮の音を聞きながら、意識が暗転した
「愛してます」と囁く声が聞こえた気がする……
*
*
*
*蓮視点*
風見さんが眠ったというより、意識を失ったところで、おなかが痛くならないようにかきだすと
体がビックビックと跳ねる
無意識な風見さんが反応してくれるのは嬉しいけど、やりすぎたかと反省する
でも、あんな風見さんを見てたら、我慢できないよな、うんと思い、片づけをする
あんなとろけたような顔が見れるなら、もう一回ぐらいしてもいいかなと思うくらいに……
愛する人が、風邪をひかないように、布団をかけると
バイブレーション音が鳴り響く、机に取りに行くと
「準備できましたか? やってください」と聞こえないように部屋を出る
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