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第12話

直輝said 晴が学校に来てからは「あの幻の美人が男」とかいろんな奴らが騒いでた。だけど一目見るためにクラスに来たヤツらは、「アレは女の子だ」と信じようとしなかった。 晴がきてもう4ヶ月もたった。 俺は友達になりたくて毎日話しかけた。晴はみんなから高嶺の花扱いされていて、話しかけられることなんかほぼ無いといい俺が話しかける と喜んでくれた。 ただ、4ヶ月一緒にいて疑問に思う事があった。ソレは毎日放課後は1人ですぐに帰ること。そんなの変じゃないと思うかも知れないがたまに様子がおかしい時もある。 前に不登校だった理由を聞いた時も 笑いながら「俺なんか監禁されてて、出られなかったんだよねー」と言っていた。その時は冗談だろ?と笑ったが今思えばそれもありうる。 「晴。」 聞いてみたい。コイツのことをよく知りたい。 「ん〜?なに。」 晴はスマホゲームをしながらこっちを見ずに返事をした。 「お前さ、放課後って何してんの?」 別にこんなの聞くぐらい変じゃないよな。何故かあせる。 「…えー?なんか遊んだりしてる!」 一瞬ゲームをする手を止めたが、何も無かったように始めた。 「お前友達いるの?」 遊ぶって言ってもコイツはこの学校の中じゃ俺しか友達がいない。 「んーー。知らない人とか?」 と晴は魔性の笑みを浮かべた。 「はあ?どうゆう事。」 俺は目の前にいる晴に混乱した。ゲームを辞めたともえば、俺に笑いかけてきたりするし。言ってる意味もわからないし。 「これ聞いたらお前は引くよ。」 と晴は悲しそうな顔で笑いながらいう。

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