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第16話

やな日って早く来るよね。 あーあ。ダルいなぁ。行きたくねー でも行かなきゃハメ取り拡散だよ。俺の美しい顔をタダで流すとか無いわ。せめて1枚一万円ぐらいにして欲しいよね。とか考えてたらあっという間に駅に着いた。 10分前に着いちゃったからベンチに座ってたら、 「ねぇ、お姉さん俺と遊ばない?」とナンパに誘われた。 めんどくさっ。 「ごめんね!お金いっぱいくれる人が好きなの〜」 とか言ってたら後ろから誰かに肩に手を回されて頬にキスをされた。慌てて後ろを振り返るとそこに居たのは佐藤だった。 「おいっ何ナンパに捕まってんだよ。淫乱」 と少し怒り気味。 「お前遅い。オレを待たすなよ」年上だからと生意気言うと、ニコニコ笑って 「ゴメンね!俺の女王様!」とよろこんだ。 佐藤が来てから駅の近くにあるらしい佐藤家に向かった。家だから家族が居るのかなぁと思ったが金持ちの坊ちゃんらしく自分のアパートを持ってるらしい。 「晴せんぱいとはエッチがしたいから俺のアパートに呼びましたー!」 「でも、ホントは本邸に住んでるんだよー!セフレ用の家的なー。」 とニコニコしながら言う佐藤。 「金持ちいいなぁ。」 と素直に言うと 「///可愛すぎだよ。せんぱい」 と何故か真っ赤な顔の佐藤 このマンションの一番上の部屋が佐藤の部屋。 「せんぱい上がってー!」 「お邪魔します。」 中に入るとやばいぐらいの広さ。 せんぱいそこ座ってと言われたので指定されたソファに座った。 「凄っ、フワフワする。」 貧乏な晴にとっては初めての体験で喜びが隠せない。 「わっ、マジで高嶺の花が居る。」 近くて声がするほうを見ると、黒髪の短髪に切れ目の真っ黒な目、芸能人のような容姿の身長の高い男がいた。 「だれ?」

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