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エディンは、ネイトステフ王国の第三王子として生を受けた。
長兄、次兄との歳の差は、それぞれ5年。
つまり、彼が生まれたての赤ん坊の時に、兄たちはすでに10歳と5歳だった。
後から離れて生まれ育ったエディンは、何をやっても両親に認めてもらえなかったのだ。
立って歩いても、それはすでに兄たちが先に披露している喜びだ。
両親に、新鮮な感動を与えることは無かった。
『この調子で元気に育てば、良し』
『王国に、有益な人材になればよろしいですわね』
こんな具合に、冷めた目で見られて育った。
その腕に抱かれて、頬を合わせてもらうことなど、一度も無かったのだ。
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