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道案内は、旅慣れた商人を3名選んだ。
若いが、幼い頃からキャラバンの一員として経験を積んで来た、ベテラン揃いだ。
すでに、いつでも出発できる準備は整ったのだが、エディンはアルネと城下街に出た。
「もう一人、同行したいという人物がいるのだ」
「やはり、若者ですか?」
「いや、初老の男性だ」
「熟練の商人、ですね」
「いや、熟練の鍛冶職人だ」
アルネが不思議そうな顔を作った時、エディンは足を止めた。
「ここだ。この鍛冶屋の棟梁なんだ」
アルネの不思議そうな顔は、すぐに驚いた顔に変わった。
「やぁ、竜将閣下! 待たせたね、剣は仕上がったよ!」
元気な大声に、鼓膜が破れそうだ。
目をぱちぱちさせたアルネだったが、もう一度驚くこととなった。
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