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暖炉の薪が小さく爆ぜるたびに、アルネも甘い声を漏らすようになっていた。
「はぁ、あぁ。んぁ、あ。え、エディン……」
「綺麗だ、アルネ。とても、とても……」
エディンはていねいに、アルネの清らかな体を愛撫した。
深い海の底に眠る貝から、美しい真珠を取り出すように、大切に拓いていった。
象牙のように滑らかな肌を撫で、果実のように瑞々しい乳首に触れた。
「あっ! あぁ、あ。っく、はぁ、あぁ……っ!」
「私の腕を、握るといい」
桃色の乳首を吸い、舌でころがすと、アルネはエディンの腕に爪を立てた。
その痛みすら、甘く疼く。
エディンは初めて、恋する人と愛の時間を過ごしていた。
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